×鹿島アントラーズ戦

2-3までだったらまぁ何とか「楽しかった」で帰れたんだけど、2-4はしんどいっす。
何より得点がルーカスの個人技のみ、からの得点だったのは気がかり。それすらなかった去年を考えればずいぶんマシなんでしょうが、組織がらみでドンといった攻撃があまりなかったのが残念。その部分で、鹿島とは確かな差があったとは思う。ただこの日は「それでもルーカス一人で勝っちゃうか・・・?」という期待が持てちゃうほどのルーカスでした。

  • 今日の確信:石川とリチェーリは同時に入れたらイカン!

とにかくリチェの浮遊感がチームに機能していなかった。元々サイドに流れたがる性質ではあったが(東京のFWはみんなそうか)そのせいで石川がドリブルで使いたいスペースをことごとく潰してしまっていた。潰された石川は仕掛ける選択肢を削がれとてもやりにくそうだった。
何が問題かと言うと、スペースの使い方に意思疎通が全くできてないということ。リチェが流れるならば素直にパスを出すのも選択肢。ただそれを感じる・実行するまでのコンビネーションが確立していないのが現状。こういうかぶりは今後しっかり修正してもらいたい。両者の長所を潰しあう結果にしかならないのだから。
ついでにリチェーリについてもう少し触れるならば、もう少し「中央からの飛び出し」にこだわってみてもいいんじゃないかと。中央でライン付近に立って、スルーパスを受ける構えを見せる。出す出さない関係なしにこれだけで脅威でしょう。足元にばかりもらい、お世辞にもあまり巧いとはいえない足元技術でボール奪取されるケースがこの日は目立った。辛いのはリチェーリの長所を生かす手段を回りもさることながら、本人すらも確立できてない風を感じること。自分を生かす手段を自ら知り、それを相手に求めていく。本人が分からなきゃしょうがない。そこが今後の課題になるでしょう。