07シーズンを妄想する

ちょい前に06シーズンの思いを吐き出せたので、これからは心おきなく今シーズンの妄想を膨らませていきます。
今シーズンのストーブリーグはとにかく期間が短く感じた。なんたって踊れる材料が多かった。これだけ出入りの多いシーズンは初めての経験で寂しさはひとしおだが、それら全てを包み込むのがクラブの歴史なわけで、それを見守るのがサポの役目なのでそれは覚悟をしないといけない。あぁ宮沢・・・
まずは理想の開幕スタメンから。監督ならこうやるだろう、ってのじゃなくてあくまで自分の理想・妄想。フォーメーションはいつもの4-2-3-1。

3/3妄想スタメン

     ワンチョペ

ルーカス  福西   石川

    今野  梶山

金沢 徳永 エヴァウド 伊野波

      塩田

好き勝手に妄想させて貰ったが、このスタメンには解説すべき箇所・こなすべき前準備が多すぎてそれらが開幕前に全て整うのが前提。実際のスタメンは随所に代わってくるだろう。以下は個々のポジション考察。括弧内は個人的スタメン候補順位

  • FW編(ワンチョペ・平山・ルーカス・赤嶺・小澤・リチェーリ)

何よりワンチョペのフル稼働が大前提。安泰の雰囲気が充満しているがただでさえ今まで多くの大物外国人FWが日本で結果を出せなかった事実、さらにケガの多いサッカー生活だったワンチョペを盤石とかかるのは危険。もちろんそんな不安を裏切って大爆発してくれる分には何も問題ないし杞憂であって欲しいけど。ワンチョペのプレーはドイツW杯などでしか見ていないが、ボールの受け方とシュート体制への入り方がとにかく上手い、ミートさせる時の足の運び方あわせ方が独特のリズムでしかも身体能力はエムボマ級。ま、何だかんだ言っても期待せざるを得ないわ、あれだけ大物だったら。2トップを組むとなるとそれはその時のMFの構成力によって代わってくるが、出来れば2トップ時には赤嶺・小澤をどんどん使っていって欲しい。特に小澤は昨年の宣材写真(?)と比べても体つきが段違い過ぎるので是非見たい。

  • 左WG編(ルーカス・栗澤・鈴木規・森村・鈴木健) 右WG編(石川・川口・徳永・栗澤・赤嶺)

左サイドについては、ルーカスが希望スタメン候補。理由としては右サイドと比べて左サイドではある程度のバランスが欲しい事とボールが落ち着く起点がサイドにあるのが良い気がしたから。そしてその為に縦・横・後ろにバランスの取れる選手を置くのがベストと考えた。その意味で控えスタメン候補1番手は栗澤と考える。『栗澤は戸田の後継者説』提唱者の自分としてはそろそろ左サイドの選手として台頭してきてくれるとありがたい。ちなみに規郎は途中交代で使うなら1番手だが、スタメンでは良い印象がないしまだまだスタメンでは使えないと思う。もちろん使える様になって貰わないといけないしそれは今年かけてやるべき課題の一つだと思う。森村・スズケンは一度公式戦で見たいなぁ。
右サイド。とにかく今年こそは石川を一年間見たい。川口等と大いに競争して貰った上で盤石のスタメン確保に励んで欲しい。栗澤はここにも。書いてないが憂太だって。赤嶺は途中交代で良い仕事するんじゃないでしょうか。
両サイドどちらにしても、質・量共に回し甲斐のある戦力が整えたと思う。

  • CMF・DMF編(今野・福西・梶山・馬場・ルーカス・伊野波・栗澤・池上・浅利)

妄想スタメンでは福西をトップ下に入れたが、これは昨年のジュビロ戦で自由に動いて攻撃していた福西の質の高さに好印象が残っていたから。自由に攻撃している福西があまりにも効いていて憎たらしくてしょうがなかった。そんなのも含めて様々な『脅威』がなくなっただけでもウチに来てくれて良かった。もちろんパス出し、前線へのボールの供給を考えると梶山とか馬場とかになるかもしれないが。
中央MFは揃っている様に見せかけて、実は代表招集絡みやケガ等のアクシデントを考慮すると結構危険。特に今野がDFラインに下りることだって多いだろう。ただ去年の試合内容を見ると、今野がMFの位置に入る時と入れない時とだと、このチーム内では特に最重要となる中盤でボール奪取・こぼれ球を拾う等の支配率に段違いの差が出来、勝ち試合を守りきれない等チームの勝敗に関わってくる問題に繋がってくる。今野は出来うる限り前に配置すべきで、今野を後ろで使わなければいけないほどチーム事情は苦しいものになる、今野のスタメン位置がチーム事情の目安になると思う。しかしホント福西が来なかったら相当悲惨だった。

  • 左SDF編(金沢・伊野波・徳永・今野・藤山・鈴木健・森村)

金沢の開幕スタメンには大いに期待します。ケガ上がりだと言えども、去年最大の穴だった左サイドを何とかしてくれるのは浄さんしかいないって!
控えとしては実は藤山が1番手になるんだろうけど、伊野波・徳永が左サイドも出来るんだという準備と成果を早いウチに出しておくのが理想。特に伊野波(後述しますが)。スズケンはどうなんだろう?森村は去年冬の試合だけしか見ていない自分としてはやはり前で見たい。

  • 右SDF編(伊野波・徳永・池上)

基本はやはり徳永になってしまうだろうが、それでも伊野波。右サイドに関して重要なのは石川とのコンビネーションによる攻撃力。徳永は個人での突破力に関しては素晴らしいが、それ以上に伊野波のクレバーな上がりのタイミングが石川と相性が良さそうな気がするから。あとCBの項でも触れるが、伊野波のCB適正に良いものを去年感じなかったから、徳永・伊野波2人をCB・右SDFに配置するとなると徳永をCBで試してみたい。

  • CB編(エヴァウド・茂庭・徳永・八田・吉本・伊野波・今野・小山)

最大懸念材料のCB。軸になるべき茂庭が・・・
新外国人のエヴァウドに頼らざるを得ないという緊急事態。しかしシーズン開始前早々にこの事態になったことは不幸中の幸い、後回しにされてたかもしれないCB育成をキャンプを使って必死にやれるのはまだ良かったと思う。スタメン候補の茂庭・エヴァのどちらか、もしくは両方こけた時のための対策に必死にならないといけない。
その中で前提に置いて欲しいのが今野をCBに下ろして使うことは前述の通りに極力避けて欲しいということ。これだけ補強に動いた上でこのメンツで終わらせたということは、これで今シーズンは乗り切る、CBをしっかり育てるという意図だと受け取る。開幕戦くらいなら今野CBは仕方ないが、その意志を貫徹してしっかり準備して欲しい。
まずは徳永のコンバートの可能性を探る。伊野波より徳永。伊野波はどうもロングボールの落下点見誤ったりボランチ的なカバーをCBで見たいのにそれが出来てない事が気になる。それに比べれば徳永の人の強さとスピードも試して貰いたいところ。
しかし、最終的には八田・吉本。これがモノにならないといくらモニが戻ってもエヴァが良くても優勝は狙えないしクラブの将来もない。徳永でしのぎながら八田・吉本をしっかり育てて一人前の控え1番手まで育てて貰いたい。

  • GK編(塩田・土肥・阿部・権田)

誰でも良い!誰でも良い!!
土肥が控えに入って模範的に阿部・権田を育てる、イズムを注入して貰え!というつもりで塩田スタメンにしたけど、思えば何て贅沢な発想をしてしまってたんだ。

  • 番外編 キープレーヤー 伊野波・池上

06シーズンは伊野波の万能性・ポリバレントぶりが良く出た事が一つの収穫だった。そんな伊野波に今シーズンかかるのはさらなる万能性と特殊性。そしてスタメン奪取。ズバリ左SB。
取りかかるべきはまずは左足精度だろう。06シーズンを振り返った時にも書いたが、伊野波は現時点では左足精度が致命的。何より本人に自信がないのか左足で蹴ろうとしないで右足に持ち替えてしまう。今年は「戸田・石川を鍛えたハラヒロミ左足教室」を開いて左足の改善を行い、金沢を脅かす左SBに成長して欲しい。上がりのタイミングと戦術眼を考えると十分に狙える特殊性だと思います。目指せ相馬直樹。実際はCBとしての期待の方が多いと思うが、もちろんCBも行ける様になればそれはボランチにも応用が利く部分もあるだろうしポリバレント性にも磨きがかかってなお良し。
そして、池上。今年一番頑張らなければいけないのがこの選手だろう。16を引継ぎ、求められるのはズバリ去年の伊野波並みのスタメンレベルの万能性。伊野波が万能に使われながら最終的に左SBに落ち着いて欲しい状況で、池上はそれに代わる万能性を求める。今年の主戦場はDF陣が不足しだした状況での右SB起用か。茂庭・金沢を中心にエヴァウドだって欠ける状況になってしまった時には徳永・伊野波が中心や左サイドを任されるだろう、その際の右SB。あとは中盤の選手が欠けた時のボランチ。このままの状況だと今年も恐らく浅利をらざるを得ない時期が来ることになりそうだと思ってるんだけど、その状況の時に浅利じゃなく池上を出せるくらいのレベルは最低限池上には必要。ナビスコでの結果がついには土肥からスタメンを奪うまでになった塩田の様に池上ものし上がっていって貰わないと。16の背番号は重いんだぞ池上!

  • まとめ

結局16番への嫉妬と激励に終わっただけ感の高い妄想でしたが、ま今はまだ石垣島だし、時間はあるし、早漏過ぎるだろう自分!と思ってしまいます。最近は去年の試合ビデオ振り返ってみたり、いきなりTECHNOFIREのハナウタ湯に浸かっちまったりひどいガス欠なだけですねワタクシ。