格好の「お手本」から盗め! プレビュー -ガンバ戦

キャスティングボートを握られる側になりたいなぁ。
あ、何でもないです。
さて。
今年のチーム状況と、そしてアウェー戦での6失点という事実を考えれば、展望は厳しい。踏み絵を踏まされに行く戦いになるかもしれない。だからもう、開き直れ。根性論だ!だけでは何なので。
注目はやはり森村か。赤嶺・石川の離脱により、スタメン組としてこの一週間を過ごしてきた森村にチャンスが廻ってきそう。森村の特長はやはりリズム。1タッチ2タッチでのシンプルなつなぎの中にも、流れる独特なリズム。リズムを替えられる選手はやはりでかい。そして1トップに予想されるルーカスは、裏への動き出し方にさすがの部分を見せていた。ボールを持ったらまず、ルーカスを見る。ホットラインが構築されれば。栗澤と共にリズムを操るプレーに期待したい。
良いプレーと共に試合中に求めたいのが、相手の遠藤のプレーを貪欲に吸収して欲しいというところ。ボールを触れれば特徴が発揮できるが、その為の準備動作がまだまだなのが森村の現状。特にボールを受けるためのポジショニングは難がある。パスコースのない所でサボってては、ホントのサボりになってしまう。ボールを奪われたら、その直後だけでも懸命に追わなければいけない。そういった動作はまだ良くない。運動量を要求してる訳じゃない。サボったって構わない。けど、そのさぼり方。いわば「ピッチの漂い方」。
それを完璧に持っているのが遠藤。動かない事で生まれるギャップを上手く使い、ボールホルダーに対して常に顔を出し続けるあのポジショニングは、完成されたモノを感じる。自らがボールを触るための位置取り。そしてそこから生まれる、ゴールに直結するプレー。これを間近で見る事だって、将来を思えば大事なチャンス。
一瞬頑張るところと、頑張らないところ。賢く、「ピッチを漂う」選手を目指して。良いスタートを切って欲しい。
あとプレー面で隠れ注目が徳永。森村が大胆に栗澤と入れ替わったりで、結果右サイドが大きく開くケースが非常に多い。そこで力を発揮するのが徳永。スペースの関係から高めに位置を取り、どんどんとドリブルでサイドをえぐる姿が多く見られそう。
そして鈴木。金沢を背負った時の規郎は一芸に専念する事が出来る。特に練習試合一本目のメンバーで行くとなれば、規郎は数少ないフィニッシャー候補の一人になるので、得点という結果を出す、という面だけ考えれば期待は出来ると思う。まぁ中断前のバランス感覚が備わった規郎に比べれば未だにまだまだなわけだけど(規郎に関する覚え書きはもう少し待って下さい>re-donaldさん)。
前節の茂庭はよく頑張っていた。劣化が叫ばれて久しい昨今だけど、PKの場面は確かに、最初の出足は茂庭が勝ってて、そこで入れ替わられたのはスピードではなくフィジカルの問題だった。エジミウソンが上手かった。落ち込むほどではない。落ち込んではいられない。とにかくホームらしい空気でスタジアムを包んで、選手もサポも意地を見せたい。