FC東京の'25シーズンレビュー・百年構想リーグプレビューを生成AIに行わせてみた

世はまさに、大AI時代〜!

ということで、多くの人が既に行っているであろう「生成AIによるサッカー分析」を、機械音痴おじさんワイもポチポチ試してみようというお話。

 

きっかけ 〜ありがとうFootball LAB様〜

元々自分はスタッツを観ること自体は好きだったので、Jリーグ観戦の際には公式スタッツであるFoofball LABに大変お世話になっている。

 しかしFootball LABのこのサマリーページでは、シーズンを通したスタッツしか観ることができないのが問題。

振り返れば25年シーズンのFC東京は、とにかく色々なことがあった。

  • 3バックでシーズンをスタート
  • 大ゴケして降格圏内にまでどっぷり沈む
  • 中断期間に3バックを捨てて4バックに戻す
  • 室屋・スンギュ・ショルツ・長倉の加入
  • 降格危機から抜け出す
  • 11位でフィニッシュ

これだけのターニングポイントがあったシーズンなので、スタッツもシーズントータルの値だけだと分析に困る。期間を区切って分析ができなければ意味がないよと。困ったなぁ。

しかしここで思い出したのが、Football LABでは各試合のマッチレポートも掲載してくれていること。マッチレポートであれば各試合ごとのチーム・選手スタッツも掲載されている。なので、各試合単位でスタッツを持つことで、期間を区切った分析が可能になるのではないかと想像。

で、色々と試してみたところ、各試合のスタッツをまとめたものと、シーズンサマリーで表示されているスタッツとを比べてみても、どうやらイケそうだと。いや生成AIが言ってることなので合ってるかは知らんけどww

ということで、これで色々と遊んでみようかなと。

 

環境構築 〜ありがとうNotebookLM様〜

ツールとしてはNotebookLMを使用。NotebookLMに下記をソースとして設定。無料版だとソース登録は50件のみと制限もあるので、登録させるソースどうするかを色々と試してみたけど、とりあえずこんなところで一旦着地。

FC東京 2025年シーズンサマリー

FC東京 2025 シーズンサマリー | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

スタイル指標(ローブロックとか)はシーズンサマリーでしか取れなさそう。これも期間で区切って観れたら良かったけど仕方ない。

FC東京 2025年各試合レポート 全38節分

FC東京 2025 マッチレポート | 12月6日 vs 新潟 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

各試合単位のレポートページ。ヒートマップやフォーメーション等の画像化されたスタッツは読み取れないが、テキストベースのスタッツであれば、例えばシュート指標みたいなタブで隠れている値も取得できていた。

FC東京 2025年各試合レポートページのキャプチャ 適当な1試合分

上記の通り、画像化されたスタッツは読み取れないので、ソース登録したレポートページはこんな感じで表示されてるよ〜を教えてあげるための辞書データとして、ページ全体キャプチャをペロッと撮影して登録。生成AI的には、キャプチャから実際のヒートマップ等を観ることでスタッツ根拠の解像度を上げられるから、1試合だけでも登録してくれた方のが有り難いらしい。どの試合をキャプチャして登録するかの「試合選定」が、こちら的には責任重大で難しそうだなぁというか、変に引きづられたら嫌だなぁとかもあったけど、そこも別にどの試合でも大丈夫とは生成AIには一応言われた。

FC東京 2025年J1出場記録

J. League Data Site

Jリーグ公式の出場記録。ページ上で一度に表示できるのが12試合分なので、全38節分を喰わせるためにURL4つに分けて登録。これにより、正確な出場時間や警告・退場・出場停止や、何より選手登録の追加・削除が取得できるので、ここを根拠に「欠場理由が出場停止だった」とか「ショルツの登録以降の〜」的なことが可能に。

鹿島アントラーズ 2025年シーズンスタッツ

鹿島アントラーズ 2025 シーズンサマリー | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

判断材料として、J1優勝クラブである鹿島アントラーズのシーズンスタッツを登録。

2025年シーズン J1リーグサマリー

リーグサマリー:2025 J1 順位表 | データによってサッカーはもっと輝く | Football LAB

判断材料として、リーグ全体のチーム・選手スタッツを登録。リーグサマリーとして上記のJ1順位表ページの登録は恐らくマストとして、ソース登録上限が50件とすると、追加で登録できるのは残り4件。なので、例えばチーム意図にあったスタイル指標についてのリーグサマリーをソースとして登録すると良さげかと。フットボールフィロソフィー(笑)に沿って、ハイラインを謳っているのであればその指標を。特に登録したい候補が無ければ、攻撃全般指標やストライカー系指標辺りを登録しておけば間違いなさそう。登録上限の無い富豪であれば、気にせず全部登録したほうが分析精度は高くなるはず。

 

以上で構築は完了。

登録させるソースについては、まぁ改善の余地は大アリだとは思う。有料登録者の富豪であれば、上限気にせずにもっと色々とソース登録できるだろうから、諸々追加してみると面白いかもしれない。例えば、他クラブの選手スタッツも取り込めば、みんな大好き移籍市場評価・スカッド評価とかもより詳細に出来るかもしれない。もしくは、みんな大好きTransfermarktをぶち込んで、評価にカネ・コスパ観点を絡めてみると地獄の蓋が開くかもしれないww そこはさすがに自重。

 

NotebookLMに色々と聞いてみよう

ということで分析をしてもらった。NotebookLMを一般公開することも可能みたいだけど、あまり行儀の良いことしてない自覚は薄々あるので止めておく。

まずは、突っ込んだソースをもとに生成AIに自由にまとめてもらった。

  • 鹿島はゴール期待値(xG)に対する得点数の上振れ、非ゴール期待値(xGA)に対する失点数の下振れが異常なレベルの結果だった
    • xG1.253 得点:1.47
    • xGA1.246 失点:0.82
  • FC東京はその逆で、xGに対して得点数が悪すぎた
    • xG1.322 得点:1.05
    • xGA:1.254 失点:1.26
  • FC東京xG/xGAは鹿島よりも悪くないから、そこ改善したら全然J1優勝イケるよ!
  • (でも鹿島とだけ比較しても意味ないよね、リーグ全体の指標と照らし合わせないと)→そうでした。FC東京の指標は中位であり、その通りのリーグ順位でしかなかったですスミマセン

ぬか喜びさせんじゃねーよボケナス!!(早速のAIハラスメント)

 

続いてショルツの評価と、加入以降のチームの変化について。

  • ショルツのスタッツは、そのままリーグ通年稼働したらリーグトップ級
  • ショルツ加入は、優勝を狙えるレベルの選手の補強として絶大な効果があったが、それでもチームとしてシーズン後半の内容は、優勝ラインに届くレベルには到達していない
  • その理由は「チームの守備組織の完成度(大量失点の癖)」「ストライカーの決定力不足」という2つの大きな課題が解決されていないから
  • FC東京は「チャンス構築力(xG)はリーグ上位クラスだが、決定力不足で中位に沈み、また守備では個人のボール奪取能力(インターセプト等)は高いが、組織として押し込まれる時間が長く失点が減らなかったチーム」と定義

 

以降、スタイル分析の話に進むが…生成AIの回答はもっと容赦なくなってくる。

  • 後半戦のFC東京は「攻撃的なスタイルへの転換」に成功したのではなく、「堅守速攻の質(守備の堅さとカウンターの鋭さ)が、新戦力とシステム変更によってグレードアップした」と評価するのがデータ上、最も妥当
  • ハイプレッシングの機能不全。高い位置で奪えないがゆえに、自陣深い位置からの「ロングカウンター(指数51)」に依存せざるを得ず、攻撃陣に過度な走行距離を強いている現状がある
  • リーグ最高レベルのフィジカル出力を記録しながら、走力が得点期待値(xG)に結びついていない試合が散見される。走力が「スペースの創出」ではなく「単なる穴埋め」に使われている。「走らされているが、急所を突けていない」非効率性の極致である。
  • 「スプリント数は多いが進入回数は少ない」という事象を根絶するため、走行距離の「量」からチャンス構築率(10.8%以上維持)の「質」へと評価軸を移行させる。無益な追い越しスプリントを排し、相手の急所(PA角やバイタルエリア)への進入に直結する高強度ランニングの精度を求めたい。
  • ボールを握って主導権を握ろうとした(=理想に近づこうとした)試合では、守備が崩壊する傾向
  • DMF陣はボール奪取に優れるが、パサータイプではなく、クラブが目指したパスサッカーの水準には達していなかった可能性がある
  • 攻撃ルートは左サイドに偏り、中央が空洞化。ヤンのリーグ最高峰の守備的貢献にも関わらず「回収した後の二次的なトランジション」が機能していない。すなわちヤンのボール奪取後、即座にヒアンや長倉へ届けるパスの供給源となる、パスCBP平均2.0以上を記録できる「コネクター(接続役)」の獲得が不可欠

 

25年のFC東京は、スタッツ上は明確に「ローブロック」と「ロングカウンター」のチームであったと断定。それがシーズン中のショルツ等の補強により、その質が高まったことがシーズン後半の成績の改善に繋がったと。逆を言うと、補強によってスタイルの変化は行われていないと結論づけている生成AIくん。

いやいやいや…全然違うでしょ。

だって川岸社長も小原GMも「ハイライン・ハイプレス・パスサッカーで相手を崩して、東京が熱狂や!25年も(シーズン後半は)順調だったから、このまま質を高めて百年"抗争"リーグも優勝狙うやで!」って言ってるのに。

 

そうだよね、生成AIだって間違えることがあるって言うもんね。

ということで最後に、25年新体制発表会の記事・25年シーズン総括の記事・26年新体制発表会の記事あたりを読み込ませて、クラブ意図・評価内容を伝えつつ、クラブの意図通りに、もしくは正しく意図の途上を進められている状態なのかを質問。

  • クラブが掲げていた「ハイライン・ハイプレス・高いポゼッションからのパスサッカーで相手を崩す」という攻撃的な理想と、2025シーズンに実際にピッチ上で起きた現象(スタッツ)および選手編成の現実には、明確な「乖離(ギャップ)」が存在
  • シーズン後半、ショルツ選手らの加入で守備は安定したが、それは「ラインを高く保てるようになった」のではなく、「引いて守る強度が上がった」に過ぎず、これはクラブが目指した進化の方向とは逆行している
  • 組織的に相手を崩すパスワークよりも、俵積田晃太選手や遠藤渓太選手、佐藤恵允選手らの「個人のドリブル突破」に依存する傾向が強くなった。これは「戦術の浸透」というよりは「個の能力による解決」であり、チームとしての積み上げが見えにくい
  • 最も深刻なのは、フィニッシュの質の低さが、チーム全体の自信や戦術遂行を揺るがせた可能性
  • (意図通りの途上にあるか?)いいえ、意図したルートからは外れています

最後に結論。

結論: データ上、2025年のFC東京を支えたのは**「堅守(ローブロック)速攻」でした。クラブが評価する「ハイライン・ポゼッション」は、データ上では「実態のない幻影」に近いです。この幻影を「進化させる」として2026年に臨むことは、「実際に機能していた武器(ブロック守備)を捨て、機能していなかった理想(ハイプレス)に全振りする」**ことになりかねず、編成(ストライカー不在)も相まって、非常にリスクの高いスタートになると言わざるを得ません。

生成AIで色々と試してみましたが…何だよこの結論は!生成AIってヤツは嘘ばっかりで全く信用できないですな!もう止めだ止めだプンスカプン!!!