引き分けが続いて、勝ちきれないんじゃないかっていう不安はあるけど、今日は最高の内容だったと思うし、ここで出てきた自信、課題は本番に向けて財産になるだろういい強化試合になった。その中で少し気になった事。
それは、マリの監督が完全にアテネ本番を想定した試合運びだったのに対して日本がそうじゃなかったという事。日本の交代の仕方は今回の「親善試合」で与えられた交代枠を有効に使い切った真剣勝負のような交代の仕方で、強化、査定、シミュレーションとしての交代に徹し切れてない様な気がしたのだ。交代枠を有効に使ったといえば聞こえはいいが、マリがすでに「３人の交代枠」というものを考えながらの試合を行っている事を考えるとやはりココは考えるべき事なのかもしれない。
つまり、マリはすでにそこまでチームにある程度のめどが付いていて、日本がまだチーム作りに対して手探りな状態なんだろう。日本がアテネ本番に向けての最終なチーム作りはこのマリ戦の後かららしい。実際この後にオーバーエイジ枠を含めたチームの概要を決めていくという。しかし今日の試合のマリの完成度を見ると少し始動が遅いかなという気がしてきた。
選手にチャンスを与える、監督が迷うほどの選手選考っていうのは良い事だと思う。しかしオレはここ一番での山本監督の決断力がそろそろ見てみたい様な気がする。今まで山本監督の迷ったところしか見てきていない。実際今までのチーム作りは手探りばっかのものだし、山本監督の信念と決断というものをしっかり見れてない。ここら辺が山本監督を信用し切れてないところの一つ。監督の中でそこら辺が固まってくるとイイ監督になってくるんだろうけど。
ここまでのいい試合を見せてもらったので、あら探しみたいな感想になっちゃったけど、コレが杞憂に終わるほどの完成度のチームを見せてもらえる事に期待。いやー応援できるイイチームになったなぁ。本番に向けていい伏線になりそう。あー楽しみ。がんばれ！
