日本人に育成・強化を任せるのはまだ早い

という印象を最近特に感じる。選手育成のためにいろいろと整えられてきているのは確かにそうだけど指導者レベルがそれに追いついていない。その中で選手育成を指導者育成のために日本人指導者に任せてしまうのは選手育成の足を引っ張っていく事になってしまわないのか。
確かに選手育成と共に指導者育成も最重要な部分であるのは確かだが、今の状況は「指導者育成のせいで選手の伸びしろは減っている」のではないか?選手が伸びてないとは言ってない。見かけは伸びてるだろう。ただ「伸びしろ」が減ってるんじゃないか?って言っている。指導者育成のために若い才能の伸びしろが犠牲になってるんじゃないか?って言っている。犠牲が大きすぎるんじゃないか?って言っている。
極端に言えば、結果は残せていないわけだし。ワールドユース準優勝が「黄金世代」だったっていうのも分かっている。ただそれ以降、選手の質の問題以上に「もっとやりようあったんじゃないの?オマエの柔軟な感情、引き出し、勝負師資質があればもうチョイ違ったんじゃないの?監督さん」とも思うわけで。
日本人の選手を日本人指導者が教えて共に強化。できればいいよ。ただそれはもっと先の話。まだ日本は各々のセクションがそれぞれでしっかり世界から学んでいく段階だろう。行き急いじゃいけないよ。
だからこの先、もっと選手も指導者も世界から学びやすい環境は整えていっていいと思う。もっと外国から有能な指導者を招聘して、もっとS級講習に海外研修があるってだけじゃなくて。
でも「日本特有の特殊な感情、事情」が外人には分からないだろ、だって?でもオシムは他の誰よりも日本人というのを理解してるかもしれないのに。まぁ、オシムを比較対照にするのは卑怯ですか。ただ、オシムを見れば監督、上に立つ指導者の能力がどれだけチームに影響するかってのはよく分かる話だと思う。
な、お金あるんだろ?ジーコに払うあの額考えれば、いくらでも有能な指導者から師事をいただくことは出来ると思うんだけど。