ワールドユース ×ベナン戦 終了

これがこのチームの限界かも。先制点は取られるけど、追いつくけど、勝てない。勝ちきれない。このチームのチーム力からはそういった物しか感じられなかった。ウチの親父が「ただサッカーやってるだけ」と言ってたが、それは間違いではないところだろう。
何より、パーツパーツごとしかないというか、FW・MF・DFとの分断ぶりが気がかり。それぞれのポジのそれぞれなりの仕事しかしていない。DFは守る。FWはゴール前で待つ。ボランチはボール追う。サイドは上がったり下がったり。トップ下、?。
チーム力を感じないっていうのはそんなところから来ているのかもしれない。「連動」がとにかく足りない。無い。もっと、MFは貪欲に飛び出していくべきだろうしスペースに飛び込む動きでパスを受けるなり相手DFを引きつけるなりしないと。その連動の無さが結果、淡泊な攻めに終わり個人技重視の攻めに終始してしまう。ドリブル突破でしかチャンスは感じられなかった。
その中で、唯一のチャンス所だった左サイド家長を切った采配も納得がいかない。上記のようなチーム状況の中、個人技に期待を感じていた家長を下げてしまってはやはり、攻撃にも手詰まり感がでてしまう。そして個人技で勝負するしかないという中でだったら、自分は前田俊介というカードも見てみたかった。
一人退場の数的有利が全く生きなかったのがチームで点が取れない事実を如実に表しているだろう。たとえ人が一人いなかろうが、個人技の勝負では「1 VS 1」になってしまうのだから。
ただ、間違いなく「大熊サッカー」だった。
それも正直辛い部分ではある。
個人で評価したい選手は柳楽。安定感があったんじゃないかと。ここ2戦で化けつつある気配。厳しい結果の戦犯みたいな扱いにされつつあるかもしれないが、今日もよく守ってたとは思う。
水野は言わずもがな。ボールスピードのあるプレースキックはやはり驚異。そしてそれ以上に気持ちを感じる。
梶山は・・・うん。でも悪くなかったし、もっとチームと熟成できてたら、左ヒザが90分持ってくれたら、っていう「たられば」が。
平山、ハートを見せて欲しい。そしてもっと引き出しを増やせ。