アジアカップ完結

まずは選手のがんばりを褒めないと。酷使酷使の中での優勝はどうであれ素晴らしい事。おめでとうございます。ジーコ監督、結果が出て良かったね。あなたの待ち望んだ結果ですよ。
しかしココで不安になるのがやはり、チーム力の低下。今回の場合、反日問題によって逆にチーム内のモチベーションが最高潮に高まった事が結果的に優勝の大きな要因になったと思う。ココは今までのジーコジャパンにとっての最大の問題であった所。コレが変な形でも解決してしまった事がとにかく大きかった。こんな二次的要素を生み出した、利用した形のジーコの悪運はホントに凄いもんだ。そういう星の元に生まれてるんだろうな。
ここで忘れちゃあいけないのが、決してジーコがチームの問題を解決した訳じゃないっていう事。相変わらずプレスは気付いた人、近くの人が行く程度の、意識目的の薄いもので、中澤のそこら辺の嗅覚がなかったらどうしようもないものだった。アレックスの守備はもっと監督レベルで怒るべきものだと思う(あまりにも緩い。守備で手を抜いている様がありありと感じられて凄く不満)。ジーコの精神論がここまで日本代表をたくましくしたのは結果的に確かな事だろうけど、結局、ジーコの出来ている事は選手レベル、キャプテン目線の話でしかない、というのが自分の正直な感想。監督レベルには届いてない。
今回結果が出た事でジーコ擁護が出るのは当然。確かに結果を見れば代える理由がない。けど、ジーコに、この悪運に日本代表を任せるのは単純に自分は「不安」です。
「四つ葉のクローバーを見つけると幸せになれる」っていうのがあるけど、これは黒魔術から来ているもので、コレの本当の意味は「おまえの不幸と引き替えに私が幸せになってやる」というものらしいです(豆知識)。日本代表が「四つ葉のクローバーの呪い」にかからない事を祈るばかりですね。