フランス×ブラジル

『10番の仕事』というものを教えられた様な気がする。
この大会でジズーの輝きが見られるとは思っていなかった。しかし今ある輝きを一生懸命出すベテランの姿は間違いなくフランスを引っ張っていた。ジダン経由の展開の美しさを今大会はよく見る。ルーレットも繰り出し、ラストダンスは未だクライマックス。
本気の人数かけたブラジルの攻撃を持ってしてもフランスの守備陣を崩せなかった。フランスの守備ももちろん素晴らしかったが、最後までブラジルのリズムが今大会出来なかった方が大きい要因だっただろう。それはすなわちリズムを発する者、ロナウジーニョのリズムが戻らなかったということ。「10番の重み」に負けた、という穿った見方はしたくないが、フランスの10番と比べると存在感は圧倒差だっただろう。
リベリーが「はねた」フランスは優勝に向けて万事順調。何より守備力が高い。要素十分でここまできて優勝候補筆頭。その決勝の相手はドイツか?と予想します。