とにかく疲れた。
なかなかのハイテンションだった。感情が中に溜まることはなく、感情が生まれては100のまま吐き出される異空間。何だかトリップした心地よさがありながらも、抜け出したらどっと疲れが出た。嬉しかった。やっぱりオレにとってのヴェルディってのは、やはり何か嫌悪が引っかかる存在らしい。振り返るは、ガキンチョ時代。
調布生まれ調布育ちの自分にとって、ヴェルディ川崎の東京移転問題とその消滅はダイレクトに喰らった世代だった。関東村でサッカーに楽しんでいても、一時期の話題はヴェルディ川崎。「ホントにここにスタジアムが建つのか?」「ヴェルディが調布に来るんだって!」少年達にとってヴェルディは、当時はやはりサッカーの最高峰だったし、憧れも、たぶんあった。煌びやかな、あの感じに。
そんな話題があるタイミングでぷつんと消える。協会のお偉いさんとかに話を聞くと「その話はなくなった」と。少年相手だから突っ込んだ話にはならないけど、穿った見方をこの時期からしていた自分には、その決断に関わるいざこざだとか思惑だとかの空気には過敏に感じ取っていたんだと思う。
少年のガッカリは「何でだよ!」というぶつける場所のない理不尽な不満へと変わる。サッカー仲間はみんなそうだった。「だったら言うなよ!」と。そんな中でも、試合は来る。スタジアムが建つ「はず」の関東村グラウンドで。コーナーフラッグ近辺がピッチャーマウンドのようにせり上がった、ボッコボコのグラウンドで。そしてその試合後に行われたサッカー教室。講師はやたら上手い、謎の外人。スゲースゲーと語り合いながら「東京ガスってサッカーやってるんだね」。もらった東京ガスサッカー部の袋はスパイク入れたりとみんなで使っていた。
関東村にスタジアムが建った。東京スタジアム。
東京スタジアムこけら落としでFC東京側に座ったのも、自分にとっては普通の感覚だった。あの時の、東京ガスとの出会いと、子供ながらに受けたポジティブイメージに従ったまで。ヴェルディ川崎も東京に来ましたよ!って言われても「ふざけんな」気持ちはハッキリして見ていた記憶がある。
3年ぶりの東京ダービー。やはり気持ちは変わっていなかったな。オレにとってのヴェルディ、やはり許せなかった。地元でリアルに体験したガッカリ感は、やっぱり凄かったんだよ。
自分にとっての東京ダービー。昔を思い出す大きなスイッチ。スイッチ押されて発狂して、スッゲー楽しかった!嬉しかった!!子供の時の恨みは大きいぞ!!
明日は早いので。チケ取りもあるし、その後は湘南台へ。ナクスタもスゴイ気になるけど、バレーボールの入れ替え戦を見に行く予定。レビューも簡単に、ビデオを見た明日以降に。
楽しいね。眠れないよ。