それでも、obrigado プレビュー -大宮戦

たとえどんなBlue Mondayが訪れようとも、それにくよくよしている間に来てしまうWeekend。今週は本当に早かった。もう大宮戦だ。
今回の件に対して、結局自分は感情的にでも論理的にでもなるわけではなく結局何も書けずに終わってしまった。自分の中での考え方はもうハッキリとあるんだけど、結局表明するまでに至らなかった。それはまた、Midweekの個人的業務とする。この試合についてのみ思うところを。とは言っても、これが今年のホーム最終戦であるわけだから、「この試合についてのみ」というわけにはいかないのだけれど。

そう。
今年も11/3には、ヤマザキナビスコカップの決勝が行われた。多くの人がG大阪-川崎Fというカードを、興味と、羨望と、そして懐かしさを持って、観戦するなりニュースで確認するなりで消化した。
東京がCUPWINNERに輝いたのも3年前の話である。もはや記憶は色あせてしまった。あの時の喜び、苦しみ、東京を何とか勝たせたいというピュアなハートは遠い話になってしまったかも知れない。だがその時の記録、優勝という価値まで錆び付いてしまうのか?
今年はいろいろなことがあった。個人的に、原博実のパフォーマンスには非常に不満があったし、今年での契約非継続は当然の話だと思っている。しかし、それでも、原博実はCUPWINNERを与えてくれた監督だ。その価値が色あせることもあるかと言えば、それは決してない。あの時国立にいた者。TVで固唾をのんで見守った者。そしてあの日を「歴史」としてしか経験していない者。それぞれにとってやはりあのタイトルは特別なものであったはずだし、今もそれが変わるわけがない。
G大阪×川崎Fの試合で、ナビスコ優勝を経験した選手は加地一人「だけ」だった。やはり、CUPWINNERは色あせることのない『価値』なのだ。あれから東京は変わってしまったという声もある。親離れならぬ「ナビスコ離れ」を求める意見も当然だとは思う。けどだからといって、オレ達が頑張った証を自ら下に見ることはない。そして変わることのない価値に対しては、いつまでも、素直に感謝は必要だ。
味スタラストの原東京。確かにいろいろあった。それでも、おれはヒロミに感謝したい。感謝の気持ちで送りたい。MVPの土肥は当然だ。それを歴史としてしか知らない福西だって。
Dia Obrigado。良い日だと思います。願わくば、花を添えるサッカーを。