とは言ってもどーんと落ち込んでたのには変わらないので、その後のバイトはローテンションの固まり。そして今日は昨日のこともあって店長にマジメに自己評価と給料アップを頼み込んだ。店舗や会社や社員さんの状況もあったので頼みづらかったのだけど、ここで言ったのにはある決意があった。
バイト先で年度末という時期的な問題があって抜けるメンバーがいたのを知ってからその抜けるメンバーの穴を埋めるための指示出し・判断等のリーダーシップを意識しながらのOPをこなしてきた。そしてみんなが辞めた3月、これから実際に自分がリーダーとしてやっていかなければいけないわけだ。
そんな中で自分にある程度のリーダーとしての自覚は生まれてきたものの、自分に対する評価というのは変わらなかった。つまり給料が変わらないわけだ。バイト始めたてペーペーのヤツらと同じ時給で、フォロー含めで倍の仕事をしなければならなかったのには納得いかなかったが、「これは自分がリーダーとしてやれるための研修期間だ」ということで、ここは3ヶ月は黙々とやろうと決意した。今思えば文句を言わない会社的には使いやすい男だっただろう。
シフト希望の仕方も変えた、仕事ぶりも変えた、責任はしっかり持つようにした。変わった自信はある。だからはっきり店長に言った。「研修期間として3ヶ月は黙々とやった。だから評価して欲しい」結果は正直言ってあまり芳しいものではなかったのだが、会社の組織が分かってるだけにそこまでの期待はまぁしていなかった。店長の都合も十分分かっている。
だからここは、いったん何も言わずに受け入れた。相変わらず都合のいい男だとつくづく自分が情けなくなる。しかし、やっと「辞める理由」ができたかもしれない、とも思っている。会社にも、特に店長には多大な恩があるのは間違いないが、自分は常々「より求められるところにいたい」と感じているし、気持ち的に求められているのは痛いほど感じているが会社としてこの評価で終わっている自分に不満があるのもまた事実だ。
この日、久しぶりに店長とキッチンに入った。ランチ並の客入りが2時間続くというなかなかハードなモノだったが、終わった後そこに疲労感は無く「久しぶりに良い仕事をした」という充実感だけが残った。店長との仕事になると言葉も無しに完璧なオペレーションができるようになった。圧倒的だった店長を完璧にサポートできるまで、自分はできるようになったんだなぁ。十分なアピールはできた。だからこそ。
まだ迷うことは多いみたいで。