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この気持ちどこに吐き出せば…そんな思春期みたいなさ レビュー -柏戦

FC東京

ポジティブに、ポジティブに、
しかし、ポジティブと現実逃避ははき違えるな。
現状認識を怠るな、現状から目を背ける事はポジティブではない。
何度でも、念を押して…

  • 撃ち合いにも持ち込めず

何というか、撃ち合いな展開になるかと思った。なるべきだった、とまでは言いきれないけど。
柏は原点帰りのノブリンサッカーというか、速い出足に追い越し、クロスオーバーで澱まずに一気に攻め立てるスタイル。対する東京は理想そのままに、繋いで、繋いで、ゴールを狙う。
その両者の攻撃が、相対評価としてお互いに守備より勝っていた様子はあったかと。東京としても、最終局面付近の攻撃はやり切れてた感触はあった。その分、柏の攻撃も十分脅威で東京側も守りきれるか怪しい状況。撃ち合いのゴール奪い合いになるかなぁ、そのごちゃごちゃの中で上手く流れに乗れれば逆転の目もあると。「逆転もあるぞ」という気持ちでHTを過ごしていた人は多かったのでは?
結局後半はよく分からないPKで突き放されてバランスは一気に柏に傾き、そうなってしまったら東京は抗う地力も無く、悔しさ・怒りをぶつける事も出来ずにもどかしく敗戦と相成った。

「最終局面付近の攻撃はやり切れてた感触」とは書いていても、だからって東京が良くなってきたわけでは決してない。21本シュート打っても、「シュート打て!」とコールされてしまう。このコールは非常に的はずれなものだったが(いつものことだけど)(つーかチャンス逃したあとに当然の様に始まる「らーらーららら(略」は何とかならんの?無駄に頼りすぎだし飽きてもうた。太鼓の出だしはいつもズレてるし)攻撃へのもどかしさを表したという点では間違いはなかった。もうね、雨で技術がぶれるなんてくだりは飽きたのよ。監督から選手まで、どいつもこいつも試合後に「スリッピーで」「スリッピーで」ってさ。何だよスリッピーって、新マスコットか?「東京スリッピー」か?可愛げある名前じゃねぇかよオエ!
ってのは前提として(前提って…)このチームの問題はやっぱりビルドアップの点にあるのよね。日立台という素晴らしいスタジアムで観戦できたおかげでよく分かった。

  • 梶山の位置がビルドアップの成否を決める

DFからボールを如何様にして回し、ゴールまで繋げていくか?DFラインからボールがどう離れるかはその初手でもある。その初手のパターンがこの試合では、狙い通りボランチ→サイド起点→シュートとまで繋げるか、いつもの様にDFでの時点で選択肢が既に無くなりボーンと蹴らざるを得なくなるか。このどちらが採用されるかの基準は至って明快「梶山がどこにいるか?」。
この日は梶山と金沢のコンビ。攻撃時には当然縦に横に関係を作りながらボールに多く触るわけだけど、時々梶山は大胆にそれこそFW付近の高めに位置取りすることがあって。それはオフシーズン取り組んできた「梶山トップ下」の名残であり、その狙い、中央を分厚くという意味でその狙いはまだチームに残っているんだろうけど、この位置取りになるとほぼ間違いなくポン蹴りになる。DFラインからボールを引き出してくれる人がいなくて、DFラインで回している間だけで既に追い込まれて結果いつもの様にボーン、とね。逆に梶山が底の位置に残っていればショートパス交換でビルドアップする志向が復活し、梶山が縦に入れてくれるか狙われてカットされるか、梶山がボーっとしててぶん取られるか(笑)
結局、梶山が底の位置にいなければビルドアップがまともに出来ない。それが如実に表れた試合だったのでは。

  • 守備を作るのに何試合かかる?

…という意見が出るだけ、問題点が出てどうするかって話になるだけ攻撃は良いんですよ。良くはねぇけど、百歩譲って。それより守備。とにかく守備。
何て言うかさ、そもそも「修正」って単語が使えるほどに守備の組織があるのか?って疑いたくなるんだよね。ぼんやりと追いかけて、自身の位置、ポイントにまで来たら守備勝負になるけど、そこまで行かずに最終防衛ラインまで侵入されて、みたいな。人がかかる恐怖を植え付ける様な、守備の連鎖反応、いわゆる組織だけど、それが全くないというか。
っていうか、ここが悪いって指摘する段階ですらないとも。やっぱり守備に対する意識の低さがとにかく悲しい。ずっと観ている人みんな、そこに何もないことは何となく分かるでしょ?
高い理想、その産みの苦しみ、とは開幕後から良く聞かれたフレーズだけど、その高い理想に「守備」は果たしてどれだけ含まれているのだろうか?「ポゼッションが出来ていれば、疲れないから守れる」レベルでしかないのであれば、所詮その理想はチンケなものでしかないよ。やりたいサッカーがあっても、ボールが奪えないままに無惨に討ち死にするだけです。そんなの全く美しくありませんよ。
守備を舐めるな。サッカーを舐めるな。
理想は理想で支持しますから、本気で守備に取り組んで下さい。出来ないなら守備作れる副官をすぐに呼んで下さい。守備を作れる指導者なんて、砂の数よりいるのにね〜。


  • カラ元気も元気

個人の調子の良さが見えたのは良かった点。今の徳永は結構守備が安定している気がするし、ナオは新たなハードルを着実に越えながら調子の良さをキープできている。それだけに、それを上手くケミって欲しいのに…
まぁこんな時にこそ楽しく、難しいことだけどさ。オレ達のサポートで勝たせてやる、だなんて偉そうなことは言えないけど、ウチらが暗かったらしょうがない。それが嘘でも元気良く。「カラ元気も元気」ですよ。
神戸戦をサクッと勝って、その次の4日の磐田戦はおなじみのLIVREバスツアーで行ってきます。こんな時こそ楽しく行きたいし、東京愛に包まれたいからね。東京愛があるから、勝ってはしゃいでも、負けて文句垂れても、『楽しい』んだよね。そんな環境に、今年も甘えさせて頂きますです。
ETC割引で安く行こうとしているアナタ、1000円で済むのは厚木以降からですよ。クルマで行っても観光は大して無いし、美味いモノもあんま無いですよ〜。磐田戦ってだから、個人的にイチバン「バスツアーでいいや」ってカードなんですよね。だからこのチャンスに是非。まぁ残りの座席がどれだけ空いてるかとかも全く知らないですけど、ぶっちゃけ何もLIVREのツアーでなくても良いんだろうけど(笑)
とにかく今は、現状認識は怠らずに、未来はポジティブに。