ゆえに、日本シリーズ

何となくチャンネル回したら、もう目が離せなくなってしまった。
パーフェクトを、結局スルスルと8回までやり切ってしまった。山井。スライダーが凄かった。そして9回。岩瀬。落合。最後まで落合だった。あれでなければあの異常なまでの短期決戦での強さは生まれなかった。確かに。たしかに。オレには何も言えないし、少なくともオレでは出来なかった。それ以上は。
ダルビッシュは完璧なシーズンだっただろう。沢村賞もふさわしい。今日だって7回1失点11奪三振と何の文句もない。完璧な締めでもあった。間違いない。間違いないのに。野球の神様はこんな形でダルビッシュに壁を与えるのか。しかし来季のダルビッシュはさらに、恐ろしいピッチャーに成長するだろう。常人ではこんな壁は想像できなかった。さらなる壁を用意してくれた、神様に感謝。
どこぞかでも指摘されてたけど、中村紀洋は立派なアスリートの顔つきになっていた。立派な顔つきでの、立派なMVP受賞だった。そしてその立派な涙に久しぶりにもらい泣きしてしまった。今は素直に、おめでとう。
ただこれだけ凄かった試合も、それについて書き始めたら結局この項の締めは天下のテレ東様にお願いすることになるわけだ。使い古された言葉で締めます。
『テレ東の引きの強さは異常。』