さて、

いろいろ思うことを書き連ねていきたいと思います。
今回の監督契約非更新はしょうがない、やむなし、っていうのが正直なオレの意見です。長期政権の中で変えるタイミングってのは難しいところもあり、このタイミングでなければ相当先まで変えるタイミングは無くなると思います。あるとしたら大きな区切りがあった時、つまりそれはリーグチャンピオン獲得になるんだろうけど、まず正直に思うのは「このまま続けていてもタイトル獲得は無いだろう」と感じることです。リーグでの成績が今ひとつ伸びなかった、長い間同じ位置で大きく変わらなかったっていうのはつまりはそういうことだったと思います。毎年毎年メンバーが変わって立場が変わって、その中でこの成績を取り続けたことをどう取るか?結果として目に見えないプラスな部分を取るのももちろんあるだろうけど、サッカー人らしく結果で評価して、そして現状このままで成績の伸びシロはあまり無いと取るのが普通でしょう。この先チームとしてサポーターとして当然タイトルを狙いたいと感じているのならば、しょうがない決断だったと思うのです。
戦術的なこと以上に大事な要素が、ハラヒロミとしての人柄。東京のチームカラーをさらに深くしてくれた人柄、生み出す空気が今回これほどの続投コールを生み出してきたんでしょう。もちろん自分も大好きで。こんな空気を作ってくれる監督はそりゃあ何処にもいませんよ。このおかげでどれだけの選手がのびのびと自分の才能を伸ばしてきたことか。結果に出ないプラスな評価としたら間違いなくここでしょう。この空気に浸っていたい気持ちは山々ではあるけど・・・
ただ、「あたらしい風を吹き込みたい」チームだけじゃなく、監督自身にとっても必要な時期なんじゃないかなと。原監督はやはり一カ所に留まる人では無いだろうし、ここで長く続いた監督という肩書きを払って自由にサッカーに触れてもらう(例えそれが違うチームの監督をやるって事でも)事が間違いなく原監督自身にプラスに働くことになるだろうし、この次の一歩を歩み出すことで監督としてまた大きなモノを掴んできてくれると思います(奇しくもこのタイミングはとても「いい時間帯」かと)。浦和で「J2落ち」した後のFC東京では「カップウィナー」という勲章が取れたんですから。この機会でこういったインターバルを取って、その後の監督原博実はどんな成果を出してくれるのか?に期待して送り出すのがベストではないでしょうか?僕たちにタイトルを与えてくれた監督として快く。反町監督も言う様に、サポーターに愛される形で辞められるなんて事はめったにない、こういった形で送り出せることに僕らも幸せを感じなければいけないのかもしれません。
カップタイトルを手に入れた。若手を育ててくれた。「第一次原政権」、まずはここまでで良いじゃないですか?何年後かの「第二次原政権」でのリーグタイトルの獲得を夢見つつ・・・
クラブの歴史はこれからまだ、長いんですからね。