１０年。

あれから１０年。
今日各所で取り上げられているだろうけど、１０年前の今日は『新世紀エヴァンゲリオン』が始まった日。正直、オレがしっかり見たのはその２年後くらいにあった「４夜連続再放送」の時なんであまり１０年という実感が沸いてこないのが正直なところではあるが。ただ、１０年前にこの「不穏な時代の流れ」が出来ていたのは当時ガキンチョなオレでも感じれた事だし、チャンネルガチガチ回しまくってた中で見たあの衝撃的なオープニングは幼いオレの深層に深く刻んだものがあったし、今でもベスト３に入るインパクトのあるオープニングに変わりはない（ちなみに他は古畑任三郎と、何と言っても『カウボーイビバップ』）。
遅れた時期に見たものの、オレがこの作品にしっかり触れた時はオレが紛れもない「チルドレン」だった時代。ただの中坊で思考がカスだったからか、チルドレンとして共感したのかは分からないけど、初めて作品を見た時はいろいろと謎と呼ばれていた複雑な設定などは思った以上にすんなりと受け入れた。これは今にも続く事で、この年で改めてみた時に「だよなー」と正解不正解はともかく自己完結できたのは自分のセカンドインパクトがこのチルドレンの世代だったからな気はする。
そういった意味では人に比べてイイ出会いはしてきたんだろう。そしてやはり人生のベクトルはこの作品で曲げられた部分もあるだろうし。
最近見直したせいもあり、カラオケ歌えばアレが出てくる事もあり、自分では１０年の古さを感じてないしアニバーサリー感は正直ゼロ。ただ、未だ「現役」であるというこの作品のパワーという事実だけでこの作品の評価が世間からもっとあってもイイと思います。