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衝撃の完勝…!  PUMA CUP 準々決勝 バルドラール浦安-FUGA MEGURO

一年に一度は、ガッツリとフットサルを観る日を。今日はPUMA CUP全日本フットサル選手権を観戦。
PUMA CUPはフットサルの天皇杯みたいなモノで、フットサルシーズンの総決算的位置付け。「F」VS地域リーグの構図を中心に、Fリーグ創設以前の名勝負の再現が期待される大会でもある。
第4試合は前年王者バルドラール浦安に関東リーグの雄FUGA MEGUROが挑む。
FUGAは4人がハーフコートに降りてのゾーンディフェンス。しかしこれが鉄壁。意識高く、切らさずに身体を張る姿からは鍛錬された美しさを感じる。それに焦れてしまった前年王者は後半開始直後から何と勝負のパワープレーに。しかしそれでもFUGAの鉄壁は崩せず、奪った4星翔太はディフェンディングチャンピオンの無人のゴールへ流し込む…
22分、FUGA先制!そしてここから猛烈な名勝負に…
前年王者、Fでも2年連続の準優勝と「対F」の中でも格上の存在の浦安が、先制点を奪われた事で目の色が変わる。狭いゴールにどうボールをねじ込むか?の問いに、一つギアの違う速さでボールを左右に振り回す。そのレベルは他の3試合とは次元が違った。
でも、ゴールを割らせない。それでもFUGAのゾーンを崩せない。
そうなると、神はFUGAのゴレイロに微笑み出す。15石井秀樹。代表選手らしい的確なコースとこれ以上ないスピードで、17稲葉も20稲田も、それこそ全員がゴールに襲いかかるが、そのゴレイロのは既に神が宿ってしまった。インハイのコースに飛んだシュートを何と右肩をスッと挙げてグッドセーブ!これは感覚でも語れない、後ろの観客も素直な感想がこぼれ落ちていた「ヨシカツを観ている様だ…」
試合が動き始めて、攻める浦安・守り、絶妙なカウンターのFUGAでめまぐるしいトランジションに。その積み重ねをぶち破ったのはFUGA22佐藤亮。カウンターから右に入った佐藤は、これまで徹底して使ってきたファー詰めを敢えて使わず、焦らし、焦らし、縦に侵入し豪快に右足を振り抜いた。ボールの行き先はインハイ、そしてゴールへ。爆発の代々木体育館!何かが、起こりそう…
だめ押しの3点目は6荒巻太郎。もはや「パワープレーをするしかない」浦安をまたしても徹底ゾーンで守りきってのカウンター。これで勝負が決まった。
5,4,3,2,1…
代々木に響くカウントダウン。
ブザーが鳴った瞬間沸き起こった、ジャイアントキリングの達成感!
「がむしゃらさ」をFUGAの選手達は口にしたらしいが、そのがむしゃらさはしかし徹底した意識レベルの高さとその浸透に昇華しきっていた。ハイになってくるメンタルを、ああいう体の張り方に代えてプレーに吐き出す様は勝者にふさわしく、いやとにかくあの鉄壁ゾーンディフェンスは美しかった!浦安のアラを探すのは容易い事だが、これは素直にFUGAを称えるべき。勝者にふさわしいフットサルを見せてくれた。

準決勝の相手はデウソン神戸。こちらもFリーグ3位のチームだが、Fの構造的なモノと神戸自体のレベルの関係性だけを観たら、とても神戸がFUGAのディフェンスを破れるとは思えないが…さてどうなるか?こうなると名古屋の攻撃と対峙するFUGAのディフェンスを観たくなりもする。

とにかくイイものを観れた!やはり現場に足を運ばんとね。準決勝、そして決勝…今年も選手権が面白い!