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そろそろ今野CBについて一言言っておくか

無味無臭な前半を終えた後には、そこには拍手もブーイングも無かった。何より一番辛い反応。ホント金払ってきた観客は正直だなぁと痛感した。相対で観れば前半より後半のが良かったのだろうが、それはあくまで相対の話。全体的にも、ポジティブな反応もネガティブな反応も起きなかった、前半終了時のあの気持ち悪い感じが正直だったでしょう。
こんな試合の後まで淡々と(まるでサカダイのように)定点観測しててもつまらないので、今日は大きく脱線して選手の妄想に老け込む日としましょうか(老け込みすぎたってのもあるんですけど)。
ちなみに試合について言及しておくと、とにかく無味無臭な中でノリオの登場が本当に助かりました、エンタメ要素的にね。

  • 監督は大好き、サポは大嫌いな「今野CB」

ヒロミもクラさんも、そして我らが城福になっても行われるのが今野CB。多くの監督に支持され、今年もこの季節がやって参りましたってなところだが、方やサポーターからすれば今野CBを快く思っていない人のが多いだろう。
それは一つに、低迷続きで困った時に起用されることが多く、その采配が低迷の象徴的な扱われ方をされてしまったことがまず一つ。何をやっても厳しい段階にまで来てしまっていた第2期ヒロミ政権時には、今野をCBに使うのが低迷の象徴的扱いをされ、CBに据えるだけでだけでブーイングの嵐だった。
そしてもう一つに年代別代表でのボランチのイメージが強すぎること。あまりに鮮烈な、無敵のチャージで美しく身体を入れて奪取する様こそが今野。そのボランチの姿が強すぎて、今でもその姿こそが一番と感じる人、あの時と比べて今は何故?と思う人は、もしかしたら他サポにこそ多いのかもしれない。

そんな現況に対して、自分はというと世間一般サポほどに今野CBに対して拒否反応があるわけでもなく、今ではむしろCBの方が良いんじゃないかとすら思うようになっている。それは過去のエントリなんかにも結構にじみ出させているはずなので、ざっと調べてこんな感じか。ただ、ここで全て説明しきるつもりなので、改めてリンク先を読む必要は特にないです。

宿題はコツコツとやっつけてくものです プレビュー ×神戸戦 2007-08-31
守備の嗅覚を レビュー -札幌戦 2008-04-05
今年イチのブーイングに偽り無し レビュー -横浜戦 2008-07-28

ただ、当時の状況もさることながらモノの考え方も今と違って当然なので、まずはその摺り合わせから。

当時の状況の摺り合わせ、というと要はCB起用にそれなりのやむを得ない理由があった事の確認である。
何よりまずチームの慢性的なCB選手層の薄さ。ジャーンが抜けた時から…なんて説明は毎度の事なんで省略するとして、その薄さが表面化すると、それはチームの危機的状況へと直結し、結果ポリバレントな今野の能力に頼らざるを得なくなるという事情があった。それは言ってしまえば、監督・クラブフロントの甘えに他ならなくて、その事情に今野が振り回されてしまったということ。
ただ、それに加えて今野自身のボランチとしてのパフォーマンス低下が著しかったが故のCB起用、って状況は少なからずあったことは確認しておきたい。今ではより表面化しているであろう問題点に、当時から陥っていたと当時の自分は観ていた。それは過去エントリで、

『少なくとも現状、CBにされただけで条件反射で「え〜?」となるほどに今野はボランチだ!っていうのは絶対の選択肢ではないしそれを言い張れるほどのパフォーマンスを今野は出来なくなっている』

という形で当時も問いかけている。
ポリバレントに振り回されて、という外的要因の可能性を残しつつながら、今野がCBで起用されるのに今野自身の落ち度もかなりあったということ。ボランチとしての感覚を取り戻すために。チーム感覚に慣れさせるために。CBは今野にとっての「修正場」というか「研ぎ石」というか、そんな側面があったのも事実だろう。

その現状には今もまぁ大して変わりはないわけだが、方や自分の考え方としては、もっとピュアに、ポジティブに今野CBに可能性を感じているのである。今後、今野はCBで勝負してみないかい?って本気の提言が今回の趣旨。

  • 今野の土俵で勝負出来るポジション「CB」

前述にもあるが今野の特長は説明するまでもなく「ボディコンタクトの強さ」。特に、ボールとホルダーの間に割って入る、あの身体の入れる感覚は独特であり完璧。ワールドユース時代から披露していた様に、これは持って生まれた感覚によるモノ、貴重な『才能』。今野に惚れる人はまずココに惚れる。
それがボランチで観れなくなってるから問題なわけ。スタミナだってある方、追いかけ始めたらとことん追いかける性格。けどそれがあったところで、結果ホルダーに身体をぶつけられなければ意味がない。そして現状ぶつけられていない。
CBを務めれば、その問題はかなり解決出来る。何故ならば、ゴール前を守るCBとゴールを狙う相手選手は自然とぶつかり合う運命だから。飛んで日にいる何とやら、今野の土俵に相手は勝手に上がり込んでくる。上がらざるを得ない。何故か?それは今野がCBだから。
来てしまえば問題ない。カバーリングだって問題ない。今野のぶっとい体幹をぶつければチャンチャンや。相手はペシャンコや!
これ以上の何があるでしょうか?今野の良さを最大限活かせるポジションがCBなのである。

  • 攻撃力はCBで消えることになるのか?

CBでの起用に不満を感じる人の主張によると、今野の攻撃力がそれでは活きない、それがもったいないという話になる。しかし、果たしてそうであろうか?CBだと何故攻撃力が活きないとなるのだろう?
まず前述の反論意見の中での「攻撃力」が果たしてどの部分を指して言っているのかが分からない。自分としては今野の攻撃力は「得点能力」「シュート能力」「突進力(嗅覚)」のみに限定されていると思っている。
パス能力が厳しいのは誰の目にも明らか。サイドチェンジ的な広角視野の習得を「目指している」気持ちは分かるが、それが問われる様になって一体どれだけ経つだろうか?時が経つ間に、監督は城福浩になり、ボランチに問われる能力は格段に上がった。そして今野は実際にそれについていけてない。左から来たボールを、ただリターンするか、そのまま右に出すか、そんな180度しか考えていないプレーは佐原と同じくらいに頻度が高い。右と見せかけて切り返して…みたいな部分が一向に増えない。その部分に目をつぶり、ただ「点を取るから」ってだけでそれを「攻撃力の高さ」と括り、ボランチに拘るのは無理があるでしょう。

しかし、フィニッシャーとしての能力は確かに高い。得点のチャンスと観るやいなや果敢に危険なゾーンに突進し、受けてシュートとするだけならばチーム内では1,2を争う能力の高さだろう。東京在籍5年間で29得点は偶然じゃない。今野ボランチに拘るのはここへの未練、それはよく分かる。
しかし、それがCBとなったところでその輝きは消えるのだろうか?オレにはそうは思えない。昔の話はよく分からないが、昔から最後方からの攻撃参加でスターとなった選手は多い。何よりそれで代表に登り詰めた選手が実際にいるではないか。だからおれは、こう宣言するのである。

結論はコレ。今野は闘莉王になれるんです。闘莉王よりも性格が良いであろう事を予想すれば、闘莉王を超える可能性も大きい(笑)
結局ね、今野がチャンスと思えば上がれば良いだけで、その対処をチームパターンとして準備をしておけば何も問題ない。両SB上げるよりもよっぽど現状リターンを考えられる。
実際に神戸戦、あったでしょう?セットプレー崩れからではあったけど、後ろで溜めに溜めた突進力が、ここぞというタイミングで爆発した。『チョロQ理論』ですよ(笑)それを今度は「ありき」として、チームで、今野自身でコントロールすればいい。そしてそれは東京の攻撃の武器になる。それは闘莉王を超えて、日本代表ではれてレギュラー(笑)なんと素晴らしいことか。何も問題ないよ。



どうですか?最後方からのMoving。危険な男がチョロQのように突進し、相手の希望をぶち壊す!ワクワクしないですか?そんな、エイプリルフールみたいな本気の提言「今野チョロQシステム」。皆さんの妄想の材料になればコレ幸いでございます。