スーペル・デヴォルのベルギー祭り ツール・デ・フランドル

サイクルロードレースのシーズンは既に絶賛開幕中。今日は「世界一過酷なワンデーレース」ツール・デ・フランドル。これまで開幕中のサイクルロードレースは契約で観れてないけど、今日はスカパー大開放で石畳が観れる!ナイスタイミング、ベルギー人!!
ツール・ド・フランス以外のまではしっかり観れてない自分にとっては、選手の移動とチーム自体の変動の激しさには毎年付いていけず、シーズン頭は毎回リセット状態で手探りのTV視聴。それでも、「ながら見」でのんびりと、しかし手に汗握りながらの熱いレースはやはり楽しすぎる訳で。
とは言っても、今年は熱いレースならぬ「寒いレース」。雪やらヒョウやらのガン降りで、ただでさえパヴェ(石畳)やら何やらで厳しいのに過酷な体感温度を選手が襲う。まさに「ドSとドM」のレース。そんな中でも、過酷なパヴェを乗り越える時にハッキリと差の出る運転技術と底力。何と美しい・・・
コッペンベルグにかかった時にしっかりと役者が揃うのはさすがというところか。しかし揃ってからもホステの落車にバッランの焦り(?)とドラマは凝縮される。その辺りで目立つのはデヴォルデル。多分初めて気にしたけど、ベルギーナショナルジャージの血気盛んな威圧感が凄まじい。
残り30キロ。今年のフランドルは良い天気だなぁ。
って絶妙なタイミングでデヴォルデルアタック来たー!栗村賞だよ何か気になるよコイツ。ベルギーなのにスーペルデヴォル?スーパーとはもう、口が裂けても・・・けどすげぇ!
そのままミュール突入!無線機取れてる!取った?(笑)激坂も力強い。ここまで絶好調にこなしてきたボーネンもまだ静観?何と激アツな!!坂を越えても粘ったデヴォルデルを、追走集団は牽制?デヴォル一人旅。
残り5キロ。フレチャ諦めないアタックにカンチェ追って。役者が揃ってきた!一気に差が詰まってデヴォル吸収。すげーすげーよ!って失速?止まった!イヤ面白すぐる。
残り一キロ。決まっちゃった・・・!!
ゴール!ちょっと格好良すぎるんですけど。たまたま観れたフランドルだけど、ちょっと伝説チックな勝ちっぷりを観ちまった様な・・・
内容を追ってもらえれば分かる通り、更新はしなかったものの、テキストライブ的に書き足しながらのエントリです。最初は集団の先頭で、妖しいジャージを身にまとい黙々とアシストをこなすデヴォルデルが元気で目立つなぁ、くらいの感覚から途端にナイスなタイミングでアタック(プラス無線を無視?)で一気に主役に。それでも「敢闘賞は決まりですね」のコメント通りの活躍かと思ったら・・・ベルギーチャンピオンのデヴォルデルがフランドル制覇だぁぁあああああああああああ!!!!!!!。コレは凄い勝ちっぷりを目の当たりにした感覚。ちょっと凄いスターが生まれたんじゃないですか?
イヤー良いモン見たわ。この興奮はやっぱりサイクルロードレースですよ。今年はやっぱり、モリモリ観たいぜよ〜