レビュー ×川崎フロンターレ戦

思うに川崎にとっては今日の試合は非常に楽なものだったと思います。というのも川崎はボール奪取になんの苦労もかからなかった。相手をちょっと追えば簡単にSBで手詰まりになりボーンと大きく蹴ってくれるし、ちょっと相手のボールが繋がろうが一回ガシッと囲んでしまえばそこでしっかり奪えてしまう。川崎がチームとしてしっかりしているというのもあるんですが、それ以前に自滅していくFC東京。何とも情けない。
例えば今日の試合で「後半はよく頑張ってたんじゃないの?次だよ」とか言えちゃう人はいるんですかね?さすがにいないと思うが。オレには前半も後半も本質的な部分は全く変わっちゃいなかった様に思いますがね。結局は後半30分にやっとこさ点が取れたこと(それもPKで)、後半の1失点その他多くの相手の崩しの内容が前半と全く変わってなかったことからも明らかだと思います。
やっちまったな。
やっちまったな、と言うのはそれは去年アウェーレッズ戦の時と同じ意味を指します。つまりは、監督人事について今まで五分五分の可能性だったものが一気に傾いてしまうくらい、監督が辞めさせられるのも仕方がないというくらいの惨敗を喫してしまったということです。とうとう出た『原辞めろ』コール(後半のチャント選定にはこちとらウンザリだったけどさ)。チームの先が見えない、むしろチームが見えない悲しすぎる光景に対してはもう抜本的な対策をしないともう遅すぎる。そのくらい深刻だという不安をサポーターが口々にしていました。「もう帰ろうよ、もう見たくないよ」と親に告げる小学生を見た時には悲しくて涙が出そうになった。
未来の見えないFC東京。GWが空けて、ファンには猛烈なブルーマンデーが待っている。辛い結果になってしまった。