キャラの弱さに困るとは思わなかった U-22 ×シリア戦

う〜ん。
自分だけかもしれない話ですが、このチームに対して「こんなハズじゃなかった」という気になるのは、恐らく自分の予定外なところで躓いているからです。それは表題の通り「キャラの弱さ」。最近の世代に比べたら個人の力が強くキャラがハッキリし、チームとして一緒になったらむしろ自我のぶつかり合いなアトランタを思わせるチームになるんじゃないかと思っていたんです。先入観ですけど。そしてそういったチームになることを非常に期待していたんです。

だから試合になって『声がない』とかいうピッチレポートが入っちゃうくらいのチームになってしまっているというのが「え〜っ」って思ってしまう。個々のキャラの強さに期待していたのに結局はこぢんまりとした印象のチームになっている。一番目立っているのが反町だし。前園のべしゃりの方がよっぽど自分を発揮していると思う。前園がその部分や戦術的な部分も含めて結構言ってくれたのが非常に助かった。

関係ない話だけど今週の東京フレンドパークとサカマガだかのインタビューで「前園・城・小倉」の3人が出ていて、やっぱコイツらの個性って引退した後もスゲェのな。TFPとか普通に面白かったし、インタビューでも厳しいことしっかりと言ってくれてる。そしてそういった個性がピッチ上でも発揮されていたってのが多分この人達の凄い部分なんだろうけど。
変な話をすれば、「引退後に面白い解説者になってくれそう」というキャラの強さがない。いや正直そんなスキルなんて全く必要ないんですが、ただアテネ代表が闘莉王を加えて全く違うチームになった、みたいな同じ問題を抱えていると思います。闘莉王が解説やったらだって絶対面白いよ。「冗談ジャナイヨ!」って。この部分に関しては監督もかわいそうだなとは思う。
試合内容的には、ホント小島・前園+中西セットがすべて言ってくれてたのでそれで十分だと思います。「出足の差と軽いプレー」「スペースを作れない、サイドを変えて素早く攻撃できない」「手数がかかりすぎる」「何故平山がサイドに流れてカレンがロングボールを受ける?」「つか平山!」前園の解説は自分結構好きです。

これで予選通過決定、残り2戦を完全にテストの場とすることが出来るわけですが、ここで「メンバーをガラッと変えて完全に新しい選手を試す場」とするのか「メンバーをあまりいじらずチーム戦術の熟成を目指す場」とするのか、どちらを選択するのかは分からないですが中途半端にだけはしないで欲しいと思います。

最後に中西永輔さんはまだこんなところにいるべき人間じゃないです。まだ移籍リストには載っていますよ、クラブの皆さん。