×アンゴラ戦

それを見てからこちらに移動。しょうがない。ちらちら見てると今回は稲本に注目!ってな感じになってたけど、なんつーかこの人もかわいそうだというかメディアの犠牲者の一人だろうなと。あれだけセンセーショナルな活躍を日本でしてしまったのだから仕方ない。メディアも今の稲本に同じだけの要求をしてしまう。
けど違う。あの時と今の、稲本の置かれている立場が。
2人で中盤の底を組む以上、意識としてどちらが攻撃的・守備的にいくかっていう決めごとは必ず生まれててくる。02の時は戸田と組むことによって稲本は攻撃を意識したチャレンジングな守備とアタッキングを生かすことが出来た。底で体を張る戸田の前で「攻撃的なボランチ」としての稲本が十分に発揮された。今日は中田ヒデと組むことによって一歩引いた位置、DFラインの前で守備重視のチェックをメインにこなすことが主務。今日もDFラインのボール回しを積極的にもらいに行き、ボールを散らす意識が見えた。立場も役割もこれだけ以前と違うのに、同じ結果を求められるのは少し酷な様にも感じる。ボールを受ける位置の高さがこれだけ違うんだからドリブルで切れ込んで左足ズドンは見れない。残念だけど。
役割は02と変わっている稲本。ただ、チーム全体を見てみるとまず率直に感じたのは「なんかコリアジャパンと変わってねぇな」っていう失望感だった。3年前はあれだけの黄金世代もあって、もっと充実したメンバーとチームでドイツに挑めると期待していたのに、何も変わってないとしか感じられなかった。停滞。それは大きな後退。
もっと大胆に、それぞれの個性が生かせるサッカーが出来てたら。