あー楽しかった。
やっぱLIVEでスタジアムでやんややんやと声枯らすのは最高だわ。東京ってのは応援でみんな跳ねて不気味なくらいな統一感で規律的な応援、とはならなくて、単純に家で寝っ転がりながら「ばっきゃろー!」って文句垂れるあの感覚・感情が素直に爆発できる環境がメインになってる。その雰囲気に合わせてリミッター無しに「決めろよ!」と爆発できるこの爽快感。そしてこの生の感情が自然と「東京!東京!!」とチャントのうねりを生む。そういった好循環で居心地が良いんだよね東京の試合は(特にアウェー)。しかも幼少時代以来の等々力は以外とビックリ近くて帰りもバイクでツィーっと軽く帰れた。何より一月ぶりのスタジアム。これだよなぁ。
さて、以下から文句。
試合の感想から言うと他のどの評論家が言った事と全く同じになる。人は動きボールが動き、やってるサッカーはとても下位のチームとは思えない。全く持って正解。そして、圧倒的に攻め込みながら、川崎に一人退場者を出しながら、スコアレスドロー。この結果は重く見なければいけない。
相手のアタッカー陣は全く恐い存在じゃなかったですよ(断言)。そりゃカウンターかませばどんなチームにだってチャンスは作れるが、それが戦術となるまでの熟成は無いし、何よりタレントが弱い。アウグストは鋭い正確なクロスは入るけどえぐられる事はなかったし、フッキは精神の幼いただの外人FWレベル。他は何やってたんだ?くらいなもんだ。けど、スコアレスドロー。
東京の攻めはサイド中心の攻めは今までに比べれば出来てたんじゃないかと。サイドからクロスはしっかり入ってたし。サイドチェンジの意識も見れたし。けど、スコアレスドロー。
一見きれいな攻撃だったように見えて結果無得点。これはきれいな攻撃ではあったけど実は相手DFが崩れてなかった部分が大きかったと思う。パス回しにサイドチェンジにと揺さぶりをかけ、そこからサイド仕掛けてクロス。となるんだけど決定的に相手が崩れたのはいくつかのみだった。他は盤石な川崎DF陣にアッサリ返される攻撃だった。
この原因はやっぱりFW。「サイド」は崩れる。じゃあサイドが崩れたその先、「中央」ではどうなってるか?答えは崩れていない。ボールをもらう動きの質が悪いから中央が崩れてない。中央が崩れてないから最終的なところ(=点を決める)にまで行き着けない。サイドを崩すってのはあくまで中央を崩すきっかけに過ぎない。何故ならば点を決める場所は中央だからだ。本来動きに定評がある戸田はまだその匂いはあるが肝心の近藤祐介がついて行けてない。気持ちは分かるが動きの質がまだ悪い。ボールを受けてからの技術で相手を崩す事も出来るが、ボールをもらう前の動きで既に相手を崩す事だって出来る。ココの部分をもっと突き詰めてやって欲しい。もちろん、それは他のどの選手も同様。カウンターの時に中央で枚数が揃ってなくてクロス上げられないって事ほど情けない事は無いよ。そこも質。質がなければ量。人は動くとは言うけれど、肝心な所での量と質はまだまだ。
さらに、その中で東京の武器である右サイドも少し調子が悪い。石川は明らかに調子落ちてるし、その分世界の加地さんは明らかにプレーが変わってる。ここの2枚の好不調の違いがバランスの悪さを生んでいる。あのセクシーな右サイドを加地さん一人で受け持ってる(←すげー!)。ここのバランスも肝だろう。
どうすればいいか?どうしたら点を取れるか?今はやはりルーカスに頼る部分は大きいだろう。今日のルーカスはFWがボールを受ける場所にはあまりいなかった。ルーカスをボールもらいに戻さない攻めとルーカスのワザで点を取る環境の整備を。あとはナオの復調。ボールもらう動き出しの反応がいつもより遅いぞ!
ま、ここまで勝ててないんだからね。もうじっくりきっかけ待ってますです。はい。