人生二度目の波田陽区@うたばん

相変わらずつまんない。一月くらい前に始めてみたっていう乗り遅れ人間な自分だが、まぁ見てみて、この程度か、つまんないからよかったわというのが感想。
まずセリフ。正直、流行を起こすくらいのセリフを持ってない。強いていえば「残念!」になるのか。しかし、このフレーズ選びは別に貴重じゃないんだよ。「あぁ、気持ちいい、使えるフレーズ見つけてきたなぁ」感がゼロ。ふと口ずさんでしまうモノとは言えない。まずこの点で「間違いない!」@長井秀和より劣る。もっと言えば長井秀和の方がバリエーションが付けやすく波田のヤツは広がりに限界が見える。これは「ネタCD」を聴けばすぐ分かる。(ちなみに長井秀和のネタの広がりも実は「爆笑問題カーボーイ」ではがき職人に広げてもらっただけなんだけどね)他の「オカマ口調」「斬りぃ」ってのも、まぁ使いづらいんですよ実際。どこを流行らすのかハッキリ出来ないってのは、珍しいようで、結構問題。セットでしか使えなくなっちゃうからね。だからCMとかが獲りづらくなる。一部分を抜き取ってCM撮っても一つ一つが弱いからあまり爆笑にはならない。一発ドーン!っていうパワーがない。正直使いづらいんじゃないかな?
そして肝心のネタの質も、よく聞いたら実は大したことがない。ネタが「普通じゃん!」って思っちゃうのはもちろん、残念!のフレーズを生かすネタにはなってない気がする。さらに「あるある率」も低いというか。あるあるネタとして、注目する点が違うんだよ。ズレてる。ツボに入らない。だから面白くない。
相当うたばんは気合入ってたみたいだけど、これも個人的には不適。個人的な論になるけど、あるあるネタは「あるある」と思わせないといけないところから、自身が飄々としてないといけないって事もある。フレーズにインパクト、自身は飄々と、が理想。あるあるネタはギャップの作り方とネタのツボが重要。けど「オカマキャラ」と「残念!」でのギャップは、何故か気持ちよくないんだよな〜。
う〜ん、波田陽区あるあるネタ全てでズレてるんだよね。誰が何でこう流行らせたんでしょ?オレには分かりませんね。

ちなみに、my favorite あるあるネタ芸人は「いつもここから」。「悲しい時〜」を見つけてきたセンスに終わらず、「どけどけ〜」を見つけてきたのはホント凄い。ネタもキャラ配置もあるあるネタのツボを知ってる構成で素晴らしいっす。二段オチでイケるってのがポイント高い。「どけどけ〜」はパクリたいって思うもんなぁ。

※キーワードで見ると、波田陽区も二段オチキャラになってる。確かにそうか。でもこのインパクトの残せてないっぷりは何なの?