ヤマザキナビスコカップ ×浦和レッズ戦

これ以上のドラマがあるのか?と。優勝ってこんなに気持ちいいモンだったのか!全てが心地よい11.3東京記念日。
やはりジャーンの退場からドラマは始まった。それまでのジャーンの存在感は一際だった。そんなジャーンの退場、確かにもうダメかとも思った。けど、10人でだってやれる、戦える。それをオレらは知っている。教えてくれたのは、そう、憎きヴェルディ。同じ東京として負けられない相手。しかし、あいつらから感じた気持ちの強さはホンモノだった。思えばあの準決勝が今回の決勝の伏線にもなっていた。
10人になってからの東京の集中力はすさまじいものだった。浦和のシュートがポストに当たる、ことごとくふかす。圧倒的なシュート数差。確かに運の強かった部分はあった。しかし、その運をたぐり寄せてきたのは東京のあの頑張りだったのは間違いない事実。ココロは熱く、アタマはクレバーに。一人欠けた極限状態で、冴えに冴えた。
土肥の神っぷりもすさまじかったが、ここはやはり藤山竜仁をMOTに推したい。ジャーンが退場という状況でのスクランブル出場。その中でジャーン退場の不安を吹き飛ばすようなパスカットと冷静な対応。茂庭と共に「CB」として、今やJ最強とも言ってもよい攻撃陣を完璧に止めた。それは12年の藤山のサッカー人生集大成であった。FC東京の歴史の記念日にふさわしい活躍、藤山とFC東京の歴史に敬意を表して藤山にMOTの投票をさせてもらいます。
現地に行けなかったのは残念だったけど、東京の歴史の証人として、確かに見届けました。サッカーでこんなに嬉しい気持ちになれるとは。
おめでとう、選手、監督、スタッフさん、サポのみんな、そしてオレ!