「2年目のジンクス」があろうとも… FC東京U-23 2017シーズンプレビュー

難敵相手に開幕2連勝と最高のスタートを切ったFC東京。その勢いを追い風に、いよいよU-23も開幕を迎える。3/12(日)14時キックオフ。場所は新木場、夢の島競技場。相手は浮氣哲郎率いるカターレ富山である。 新人選手6名を迎えた今季の選手編成について、以前…

篠田監督のキュレーションは青赤を悲願へと導けるか FC東京 2017シーズンプレビュー

プレシーズンにおいて、各メディアがこぞってFC東京を持ちあげる様は毎年恒例の催し事なので、そこに特に感想は無い。鍛えられた(いや、鍛えられてしまった)いちFC東京サポとしては「それでもダメだった」病巣を根治しなければ意味が無いことも、これまで…

”本気のクラブ”と戦った29,700分が若き青赤戦士の養分となった FC東京U-23 2016シーズンレビュー

端的に言えば、楽しかった。FC東京U-23。やはり新しいチャレンジはしてみるものだなと思うばかりである。 U-23チームのJ3参戦。その激動の1年目が終え、結論として「成功だった」という感覚値は、世間・各クラブ・サポーター共通の認識だと思われる。もちろ…

「コバショー来年もヨロシク」のお話

2016年J1リーグ最終節、名古屋グランパスvs湘南ベルマーレの試合はスカパーLIVEで観ていた。同時キックオフでFC東京の試合ももちろん放送されていたけれど、それをセカンドスクリーンに追いやってまでこの試合を優先したわけだから、そこに「FC東京サポとし…

二冠達成 それでもFC東京U-18は「勝ち続ける」 ユース応援企画 御礼に代えて

クラ選、Jユース杯と夏冬二冠を達成した2016年のFC東京U-18。しかし当初の目標を達成するためには、これはまだ道半ば。そのためにも、「勝ち続ける」。

「久保建英君」は、日本で成長し「俺らのタケフサ」になった

久保建英君が元々すごい選手だったことは間違いない。ただ、より凄くなっていく「過程」も、自分は日本で見てきたつもりだ。 FC東京には、叱ってくれる仲間がいた。U-15むさし時代、ある試合で自らのボールロストを追いかけない彼を叱ったのは、ピッチ上の仲…

短期間で監督を解任する事は悪ではない FC東京の来季監督を考える

「篠田監督の在任期間」だけをみて「留任」を唱えるのも、それはそれで無思考でしかない、と自分は思う。つまり、重要なのは「短期間で監督を解任」する事が悪なのではなく、「短期間で解任しなければいけない程度の監督を選任」する事が悪なのだ。

篠田監督が失敗した「台本」と「アドリブ」の潮目 レビュー FC東京-浦和レッズ

負けてイライラしたときは、ブログを書くに限る。だからたまにはマッチレビューでも書き殴ってみる。 1-0でリードしている場面で、さてどう考えるか? 重要なのは、もう1点獲っていれば「勝っていたかもしれない」が、1-0を守り切っていれば「確実に勝ってい…

FC東京が甘く見た「筋違い」は時間が解決するわけでは決してない

勘違いしてはいけないのが、5月の城福東京が手にしていたあの高い守備力は、所詮4-1-4-1システムで9人ものプレーヤーを用いて得られたものに過ぎないということだ。ブロック敷いて中央を固めて、アンカーである高橋秀人が守備のフリーマンとして2ライン間を…

FC東京の人気低下を、観客動員数6,000人減よりも「FC東京魂の盛り上がらなさ」に実感した話

あんな鳥栖戦の後だったからと、すごい久しぶりにFC東京魂を見た。 今日のMXテレビ FC東京魂は 「悪夢の鳥栖戦ハイライト 痛みを伴うラスト2分はノーカットハイライト」誰が見るんだ…録画予約したけど — よっさん@東京 (@yosid6) 2016年7月7日 制作側も最高…

FC東京U-23が迎える"初めての夏"を初めてなりに考えてみた

J3第13節、FC東京U-23vs藤枝MYFCの試合を観に行った。結果的には1-1のドローに終わった試合だったが、内容としてはFC東京U-23が勝つべきものだったと言える。攻守に相手を優位に進め、これまで7試合を見た範囲内だけで言えばベストの内容であった。特に顕著…

FC東京U-23の先にある、選手たちとの「納得のサヨナラ」

J3第10節、FC東京U-23vs鹿児島ユナイテッドFCの試合を観に行った。 場所は夢の島競技場。観客動員数は2,192人と発表があった。夢の島開催だけで言うとこの数字は、前回のガンバ大阪U-23戦の1,993人より増えているのだから立派なものだろう。そしてこれまでホ…

FC東京U-23はもしかしたら儲かるかもしれない、というざっくりマンデー

FC東京がU-23でチームを結成しJ3リーグ興行を行うにあたり、クラブスタッフ的には「チケット代金は500円でもいい」とも考えていたらしい…なんて話をチラッと伺った。それが結果的に¥1,700(ホーム大人前売)というプライシングとなったのは、周辺クラブ運営…

橋本拳人たまんねぇおじさんは悩んでいる、けんてぃのラスポジを

U-15深川時代は、トップ下。10番を背負い、攻撃を牽引し全国を制した。 U-18時代は、ボランチ。守備で強度を見せ、足を伸ばしてボールを何度と奪ってみせた。 その後トップ昇格を果たし、経験を積むためにロアッソ熊本へレンタル移籍。 熊本時代は、CB。高さ…

マジカルレフティは「おもちゃの右足」で輝く 2/11 1330KO@西が丘 東京都クラブユースU-17新人戦決勝 FC東京U-18-三菱養和 プレビュー

予選リーグ3戦連続の計5ゴール。19 松岡 瑠夢(まつおか りむ)の勢いが止まらない。新シーズンの開幕をいち早く告げるこの公式戦は、どうしてもチーム立ち上げのための起用が思惑として強く出る。新しい選手。新しいポジション。実験とチャンスの繰り返しを、…

2016シーズン新体制記者発表会 頂戴って空目するなって方が無理があるわ

出席はせず、内容はワッショイ兄やんのところで把握。後で書き直すなり、体裁整えたりするなり、するかもしれないけどとりあえずザッと書いてうp。何たって、今年はブログを更新しようと決意をしたのもあるのでw 再定義するぐらいだったら、別用語を使って…

P.S.元気です、丸山祐市。

いちFC東京サポとして、彼の帰還は悩ましいものでもあった。 貸出先である湘南ベルマーレでの活躍は、十分すぎるほどに伝え聞いていた。空き時間にたまたまスカパーで湘南の試合を観ると、チーム全体が攻撃的に縦に紡ぐ中で、丸山は3バックセンターでオール…

Jユースカップ準決勝 名古屋グランパスU18 - FC東京U-18 願望

この夏の国際親善試合、フランクフルトvsFC東京。そのTV中継の中で、解説の川勝良一氏がこのような事を言っていた。『人が感じたモノを忘れないでいられるのは、長くて一カ月』と。 この試合で選手が得るであろう経験。もしくは身体をぶつけてみて初めて分か…

貴方の本質、見せてくれますか? FC東京U-18-JFAアカデミー福島 明治大-中央大

高円宮杯プレミアリーグEAST第3節、FC東京U-18-JFAアカデミー福島は、開始20分足らずでFC東京U-18が3-0とリードした。ラッキーパンチが立て続けに3度も当たるわけもなく、そこには確かに実力差があった。相手のパス回しは、寄せの深さと強度をもって奪い切り…

武藤嘉紀はFC東京でこれ以上Market Valueを高める事が出来るのか問題を考える

サッカーは振り子の様に左右に行ったり来たり。河野システムで3枚で攻めたからこそ、昨年の失点数減を生み、また得点数減ともなった。そして今年はその振り子を逆に傾けるのならば…と、そのまま振り子に自由にさせていてはまた繰り返すのみ。強いチームとは…

アッレグリの3センター論から考える、今季のFC東京 -G大阪戦

開幕前に読んだこの記事が、かなり刺激的でかつ理解が深まる好記事だった。 【コラム】アッレグリの3センター論から、アジアカップでの敗北を再考する。(前篇) http://qoly.jp/2015/03/03/column-yuuki-three-central-midfielders-vol1 【コラム】アッレグ…

Go 三ツ沢!! エルゴラとかよりも詳しいFC東京U-18プレビューと急にお腹を下して会社を早退する方法

渾身の演技力で「お、おなかが…」と、そんな感じで何とかしてください。以上おしまい。 というわけで、この方法を駆使して晴れて定時上がりもしくは半休・早退をゲットした皆様、おめでとうございます!そしてトイレを出たらその足で是非、三ツ沢へ。たのし…

煽りVも無しに観客動員数が増えるワケがないじゃないのさ!

私には、仕事のイライラをFC東京HP「ご意見箱」にぶつけるという酷い習慣があるのですが、先日久しぶりにそのご意見番に、馬鹿みたいに長いご意見をぶっ込んでやりました。それをこちらにも転載しておきます。パッと見ただけでも、あぁコイツ馬鹿みたいに長…

【書評】月刊トレーニング・ジャーナル2014年3月号 特集「膝の怪我に負けない」

サッカーの神様など居やしない。そう確信する所以は、無くなることのない「膝の怪我」の多さからだ。FC東京だけで見ても、ざっと挙げて石川直宏、米本拓司、森重真人、梶山陽平、さらには大竹洋平や、それこそ奥原崇まで。膝以外も含めていけば、苦い歴史は…

味スタが『今日も4万人越えたね』となるために 〜その3〜

その2からだいぶ遅くなったので、前回までのあらすじ。セレッソ戦では12人もの人を招待することに成功した我々(殆どは友人のおかげ)。試合は負けてしまったとは言え、海外サッカー厨に「いやぁJリーグ舐めてたわ、面白かった」と言わせるくらいには、みん…

味スタが『今日も4万人越えたね』となるために 〜その2〜

昨今流行りの「見出し詐欺」は、連載モノには向かないものなのですね(震え声)というわけで前回のつづきです。今回のセレッソ戦、友人は招待券を用いて12人もの人を味スタに連れてくることに成功しました。果たして、何故これほどの人数を実現出来たのか?…

味スタが『今日も4万人越えたね』となるために 〜その1〜

11.10、セレッソ大阪戦。この試合「日本を代表する戦い」と銘打って、クラブ側も本気の集客を行いました。SOCIO向けに多くの招待券をばら撒き、「5時に夢中」では徳永がマツコに触られ、その影響もあってチケットも席種によっては完売と大盛況。自分にはいつ…

ユース応援企画2013 ありがとうございました!

ボビー・チャールトンが命名し、アレックス・ファーガソンが育んできたオールド・トラッフォード『夢の劇場』。その舞台に日本人が立つことは、今や日常となりつつあり、全てのサッカー選手にとっての明確なターゲットとなった。もちろんその舞台に立つため…

タマは『タマ』なのであって『タマちゃん』じゃねえよ舐めんなボケ ナビスコ鳥栖戦

言いたいことの全ては表題で既に済んでいるので、あとは後座程度にお楽しみ下さい。 いよいよかと思われていたところで、まさかのスタメン落ち。その胸中や如何に?と気にしていた河野は、しかし試合前アップが始まってもピッチ上に顔を出さなかった。控え組…

完勝のポイントは「右サイド1トップ・ルーカス」にあり

これほどの『ぐう完勝』となると、当然、良かった部分ピックアップし甲斐あるポイントは複数の候補が挙げられる。例えば、守備の集中ぶり。切り替えの早さや寄せの深さ、何より引いて守るブロック守備の精度とその使い分け。グルイッチコーチ主導によるこの…