フィナンシャルサッカーを見てきたよ

変な縁もありまして、何故か「フィナンシャルサッカー キックオフイベント」とやらにお邪魔させていただきました。場違いもいいとこな雰囲気の中で、非常に貴重な体験をさせていただきました。

って、そもそも「フィナンシャルサッカーって何ぞや?」ってところから始まなきゃいけませんわな。そうなんです、知ってるんです自分。説明出来るんです自分。何でかって?そりゃ行ったからさ!真面目に話を聞いてきたからさ!!もういいですねはい。

フィナンシャルサッカーってのは、カード会社であるVISAさんが始めたオンラインゲーム。VISAさんが元々、会社として世間に金融知識を学んでもらうんだぞ!っていう強い意識がある中で、FIFAのオフィシャルスポンサーとしてW杯の権利使用権があることを活かして、それと絡めたオンラインゲームを作ることでそれを広めて行こう!こういったことになったそうです。

つまり、このゲームはクイズに答える事で金融知識を備えてもらい、しかも成績優秀者はW杯旅行もプレゼントしちゃうぜ!という大々的なプロジェクトなわけですね。


今回イベントゲスト、実験台として?呼ばれたのは鈴木啓太柏木陽介のレッズコンビ。おいおい練習しなくていいんかよ!(今日はオフです)何でこの二人?事務所一緒か?(違いました)東京の選手呼べよ!(代表に駆り出され中だから仕方が無いということにしとく)とかいらぬ心配が過ぎる自分は、日常から煩悩だらけの生活なうです。登場してからも、あれがHUGO BOSSのスーツなんか?とかくだらない事ばかり。けど塚本応援バンドを身につけて登場した柏木さんはステキ人間認定ですよもう!もう、うん(ry だなんて呼ばないよ多分。

早速デモンストレーション。

ゲーム内容としてはサッカーの試合をなぞる形。パス・ドリブル・シュートの選択肢にそれぞれ問題難易度が設定されてて、難しいプレー(=難しい問題)を成功させればゴールに近づけて、試合が動かせるみたいな。昔のキャプテン翼ゲームみたいなノリかも。

ただ、そこで出される問題は結構難しげ。VISAの元々の目的(金融知識を身につけてもらいたい)があるから、ガチ問題ばかり。当然柏木なんかは分からないし、啓太もローンの頭金がどうだとかの「高い買い物してまっせ!」な問題程度しか答えられなかった。こりゃしょうがない。あと柏木がクイズ選択する際に、難しいプレーって事で「じゃあクサビパス(の問題)行っちゃいます!」と宣言したのに誰もクサビパスを理解してなくて流れが止まる、だなんて場面も(笑)そんなグダるところもありながら、デモンストレーション日本×セルビア戦は見事日本が勝利いたしました!!素晴らしい!!

終了後は軽くトークを。サッカーの事というよりも人生設計だとかお金に関してどう考えているかだとかそのような感じ。啓太は引退したらエージェント等でサッカー界に貢献し、還暦近くになったら静岡に帰りたいかもだそうで。柏木は「テレビに出てたい」だってさ(笑)


そんなこんなで、今回のイベントが終了し、参加させていただいたことでフィナンシャルサッカーとは何ぞや?って部分は多く理解できました。

それだけに、ちょっとハテナが浮かぶゲーム構成について疑問も多く出てきたことも事実。

例えばこのゲームには、ゲームらしい、もしくはサッカーらしい「紛れ」やら「お遊び」が少なすぎる。

クイズの正答がサッカーの展開に直結する形、それぞれごとにスコアが付いていて最終的には得点を競う事になるんだけど、それだけでは余りにも単純、つまらなすぎるだろうと。

サッカーを題材にしたオンラインゲームで言えば、例えばファンタジーサッカーなんかは「82分にゴールを決めた選手を選択するとボーナスポイントがアホほど入る」っていう無粋な設定が入っている。これは主催のYahooにかけた『Yahooゴール』ってルールなんだけど、ただ単純に活躍した選手よりも、ただ82分にゴール決めただけの選手のがトップスコアラーになるという不純、紛れが可能性として残っている。けどこれは遊び心として、ゲーム性を高めるのに一役買っているわけだ。

クイズメインでモノを考えても、例えばクイズマジックアカデミーでは正解の際の得点が「どれだけ早く回答したか?」の変動制になっており、それが問題の難易度以上の要素として大きく幅を効かせている。それが行き過ぎることもあるけれど、これによって、問題の難しさだけじゃない何かがゲームに紛れ込んでいることにはなる。

また、オンラインゲームという設定ならば、またサッカーというプラットフォームの本質を求めるならば、「ライバルと対戦する」って事もあって良かったはず。タイマンクイズ対戦、その成績を競った方がよっぽどサッカー的であり、面白いはず。

フィナンシャルサッカーにおいて、それが何にあたるのか?今回のイベント参加ではそれは何も見ることができなかった。ただ、ウェブ上に出てくる問題に答えていく、答えれば決まったポイントをくれる、もちろん難易度高ければ高ポイントがゲット出来るよ!と。これではあまりにも普通が過ぎる。それでいて、間に挟まれるCGによる「サッカーしてます画像」はムダに細かく、滑らかに動く。ここに多くの資金が注ぎ込まれたことは明らかだ。

この単純なランク付けによって得られるのは、100万円相当の南アフリカW杯のツアーパックだ。あまりに豪華な、太っ腹な商品に、手が届く可能性がある人なんて、金融知識が豊富なほんの一握りなわけである。

もちろんVISAの狙いが、その「ほんの一握りを増やす」事こそが目的なのだからそれでいいのかもしれない。一握りだったのが三握りぐらいに増えることが、会社の使命なのだから。けど、この内容で果たしてどれだけの「サッカーファン」が集まるのか?ほぼ対象をサッカーファンにのみ絞った中で、このどっちつかずは果たしてどれだけ受け入れられるのだろうか?


ってことは、あまりに豪華な景品を争うライバルは少なそうだ、って事にもなる。南アフリカに豪勢に行きたいと思っている方にとっては、チャンスですよ(笑)ぜひこのチャンスを逃さないように頑張った方がいいと思います。その点では、オススメです!

あーあと、南アフリカW杯会場ではVISAが使えるらしいので、それはすんごい便利なこと間違いないので、南アフリカW杯に行く人は是非VISAに入るベキ!いや、海外旅行行くならとにかくVISA!!VISAオススメです!!

こんな感じでございました。非常に貴重な体験と学習機会、本当にタメになりました。ありがとうございました。