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スコアレス・オブ・スコアレス -G大阪戦

FC東京

西が丘からのはしごは結局、前半10分過ぎからの観戦となった。まだ0-0であった事に安心して(安心しちゃいけなかったのに気づいたのは試合後の事)、どうせ売れ残ってるであろうと踏んでいたブラジルフェスタものを買い漁っては喰らう。個人的には先週の時点で既に「カボレありがとう記念ひとりブラジルフェスタ」を開催して、大量のフェジョアーダを作ってはむさぼるように喰らったので、遅刻しておきながら実は一番ブラジルフェスタってた訳で。フェジョアーダ、結構簡単だよ。塩豚とウェンディーズのポテトの上にかかってるやつが好きな人は絶対ハマると思うけどねぇ。


完全に自分のせいなんだけど、途中参戦ってのはどうにも感情が入りきらないで、試合を見てても内容が頭に入ってこない。一緒に見る友人にあんなに煩悩織り交ぜて質問責めするケースは久しぶりだったな。

そんな状況での感想だけど、結果そんな言葉あるんかい?ってフレーズを表題に持ってきてみた。久しぶりにスコアレスドローらしいスコアレスドローを見たって感じ。後半のやられ方を見れば勝ち点1を死守した感じでもあるし、前半に点決めときゃあ勝ち点3だったし。どっちとも取れるし、ガンバはガンバでサイクル終わった感を醸し出すダメっぷりで。うんやっぱり、らしいドローか。長友と明神が抜群に映える展開なんだから、そりゃあ「らしい」だろうさね。


交代が2枚しか使われなかった事が、全てを表してますよね。1枚枠を余らせているのに、この納得感。これが全て。びっくりするほどカードがねぇ。大貧民で言えばまさに革命待ち。
所詮はカボレが抜けただけであり、選手を一人売っただけにすぎないんですけど。けどその一人が実は抜群のポテンシャルだったのか、もしくは一人売るだけでこれだけ不安になってしまうようなギリギリのバランスで綱渡りしていた事実に気付かなかっただけか。

そんな状況では、まずは高卒ルーキーもそりゃこんだけ使われるよね?って話がひとつ。皆さんびっくりするくらいに草民を見限ってますが(笑)ただ正直、あれだけ明確にパス&ゴーを仕掛けてくれるのって、現状ナオか草民しかいないんですよね。その一点だけ見て、監督がどうにも見限れないという気持ちが自分は正直理解できる。あ、もちろん草民のプレー・ストライドがプロに全く通用してないよ、みたいな皆さんが不満に思っている箇所も分かった上での話で。そもそも、高卒ルーキーが効いていないからそのルーキーだめだ!だなんて、首都に本拠地構えるJ1クラブがそれでいいんですか?って話でもありますし。

もうひとつは「まるで育成機関か?!!」ってくらいに貪欲なポジション適性チェックにひた走るこの状況もやむを得ないのかも。現状、確かに人員不足が明らかですからね。監督が頑固で、やりたいサッカーの上で適性幅が狭いってのもあるし、カネの問題もなによりだし。J1の、首都クラブがこんなで非常に情けない限りだよねぇ。


えーハッキリ言って、クラブとして今、凄いやばい状況に思う。一応今は、決勝に向かって立て直しっていう、先に希望がある分だけ繋ぎとめられてるけれど、その分本来の現状に気付けないというか。だからこそ今やばいよ。選手がというよりもスタンドが。

クラブの施策に理解は確かにしているんだけど、そこで大人の理解を求められて、大人の理解をこっちがして、要は冷静に見つめてくれよって事なんだけど、その押し売りが過ぎてスタンドの熱量まで奪われた様な感じというか。

多分クラブだって馬鹿じゃないから、まずいとは思ってやってるんだと思うわけ。けどあまり反対の声も明確に出ていないし、何とかしのぎ切ったとでも思ってるんじゃないかな?

甘いね。

東京サポってのは、傾向としてあまり文句を言うタイプのサポでないように思う。それは大分みたいにダンマク出せだとか、ベルディみたいに相手チームのバス破壊しろだとかってステージとは違くて。

ここ最近バクスタ1階住人として凄い不安に思うのが、その雰囲気。ナビスコ清水戦の時にレビューでも書いたけど、「無風でない事の強みと弱み」って話。強みはまさに清水戦。あんな強烈な柏手はちょっと感じた事のない素晴らしさで、これは負ける訳が無いなと、まさにスタンドが作り上げた無敵感で良かったんだけど。けど負けた時。終了のホイッスルが鳴った時の、あの無言でサーっと一気に人が掃けていくあの様子。イングランドとかなんかじゃ、意志表示なのか何なのかで負け試合に途中で観客が帰ってしまう画が抜かれることがあるけれど、あれともちょっと違うような。

あれを見るに思うのが、東京サポ(というと語弊があるかもしれないから、味の素スタジアムに来るお客さんの層の多く)ってたぶん、悪いと思ったら大声張り上げて行動起こしてくれなくて、「ダメならもう知りませんさようなら」って感じで無言で去って行ってしまいそうなんだよね。熱量が表に出にくいタイプなだけに、熱量変化のシグナルも凄く小さい。同棲してた彼女が突如家を出て行ってしまうみたいな感覚か。いや、そんな経験自分はモチロン無いですからよく知らんですが(笑)

だから、元々熱量を表に出すタイプじゃないから、表としては全く変わってないんだけど、実は裏では変化があったと。それは恐らく内面では、熱量が落ちてるんだよ。正直、11月にファイナルが待ち構えているとは思えないくらいに、熱量が落ちてる気がする。

それを、表面上はあぁ熱量は変わってないから、ムラバ的に「不安だったけど乗り切った」とか思ったら大間違いですよって話。勘違いも大概にしろと。スタンドは明らかに怒ってるし、それが大人の理解をしているだけにどこにぶつけたらいいか分からずに、結果そこも大人の解釈として落ち着かせただけ。自分の熱量を担保として手放すことで。

試合は見てるだろうし、スタンドにも来てる筈だから分かっているだろうと信じたいけれど、とりあえずお勧めしたいのは負け試合のホイッスル時のバクスタ1階の雰囲気を体験してみませんか?って事。クラブとして、これはまずいって思わなきゃ嘘だと思うんで。

伝統の味を守る為には、味を変えないんじゃなくて、より良くを追及していかなきゃならん。でなければ伝統の味を守れないんだそうです。「停滞は後退」とも言うけれど、停滞どころか下がってるからね。

クラブの借金は減ったけれど、その借金はスタンドの熱量を、情熱を売って支払ったカネであることをクラブはもっとハッキリと意識すべきでしょう。ただ収支がトントンでやったね!じゃなくて、確実に失ってるものがあることにクラブは気付かなきゃいけないのですよ。