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質実剛健ファンタジー Jユース杯決勝T2回戦 FC東京U-18 - 京都U18

昨日の時点で「今日の深川がこの世代ラスト生観戦」そんな感慨に浸ってたくせに遅刻。初戦の試合、立ち上がりがいかに大事か…知っていたのに遅刻した原因は、ブクマしてたりラーメン屋に並んでたせいです。知ってますアホですよオレ。「麺処くるり」の味噌ラーメンは寒い冬には最高だぜ〜

本題のJユース杯初戦は6-2、関西ユース第3勢力の京都に大量得点の完勝。

試合全体の印象は8-4で勝った、クラ選名古屋戦に近いか。東京の統一された攻撃意識が華麗なパスワークに反映され、美しいゴールラッシュ。方や守備では明確な強さで相手を封じながらも一瞬のスキで失点をしてしまう格好。
特に1失点目が良くない。最初はCKからのカウンターで京都FWが1vs1抜け出してのもので、オフサイドラインがハーフラインだったくらいにDFラインが高く崩れていた、まるで先週の千葉戦の様な抜かれ方からの失点。しかしCKからシンプルに前線に入るパターンは想定しやすいものであり、日常練習で準備出来るレベルのシチュエーションだっただけにあの失点はもったいなかった。昨日指摘した「アラ」レベルを超えた稚拙さと反省するべき失点。

しかし話を攻撃に戻すと、6点叩き出した攻撃面は好材料
「ヨコのヌキ・タテのタマ」でバチンと支える攻撃は多彩で美しい。やはりヌキ、大きな展開パスは糸を引くように美しい。やはりタマ、面白いアイデアで縦にバンバンとクサビを通してくれる。それに今や左が定着した感のある山浦、人には無い範囲を持つ岩渕が積極的に絡み、右のパブロ山崎脩はあえて絡まず(笑)、フィニッシャー・ルーベンが虎視眈々とゴールを狙う。
何よりルーベン山村佑樹に触れないわけにはいかない。我らが9番、ここに復活。
今日の彼の復調を語るには、技術的に語る事よりも、自然と、ゴール前で、彼の前にボールが転がってくるこの事実一点のみで語る方が彼らしいように思う。突っかけて獲られても、相手が丁寧にクリアしても、彼とは違うサイドで攻撃が展開されていても、最後には必ず「さァ撃ってくれ!」とボールがこぼれてきた。こうまでもボールを引き寄せたのは何か?ボールを持てば常に前を向き、ゴールを狙ってやるという強烈なオーラが引力として引き寄せていたのだろうか?ただこの試合、彼はボールに愛されていた。
試合に焦れた感が出て来た前半半ば、ペナ外から豪快に左足ミドルは抜群のミートでネットを揺らす。前半終了間際のカウンターからのいやな失点、この失点によって生まれた後半立ち上がりの不安を断ち切ってくれた、後半開始直後の右足ゴール。この日の2ゴールは2点以上の勇気をチームに与えてくれた
これこそ9番。これこそエース。頼れるエースが戻ってきてくれた。

昇格ゼロの実際だけを見て、やれ「東京の選手は個の力がうんたらかんたら」と語られる事はしばしばだが、この日も東京の選手達は強さを見せてくれた。思うに今年の東京は広いアイデア、唸るプレーは随所に見せてはいて、ただそのプレー選択があまりに「合理的である」せいで目立たないだけのような気がする。足裏・ヒールに代表されるトリッキーなパスの繋ぎにこれほど合理性を持たせるのはなかなか難しいし、そのプレーにインサイドキック並みの正確さ・実効性を持たせれているのはチーム連携と共に、選手の技術の高さ・アイデアの広さによるものに他ならない。結局彼等は、自らの価値を高めるだけのプレーをし続けてきたし、それは手にした結果、そしてこの日深川グランドに集めた大観衆が証明したと思う。
東京らしく質実剛健。それでいて、ファンタジー。

今年はイイものを見させて頂きました。来年は今年以上の試行錯誤が続きそうだけど、また、頑張ろうぜ。ってその前に長居か。

彼等にふさわしいタイトルを願って…笑顔で長居に行こうぜ、そして笑顔で長居から帰ろうぜ!