Moving Act 1 プレビュー -神戸戦

楽しかった時間はもう終わり。現実と向き合い、産みの苦しみと戦う今シーズンがいよいよ始まる。
新監督の招聘。今までとは真逆のスタイルの追及。外国人3選手総取っ替えのギャンブル。去年から大きく変わりそうなスタメン。ここまでドラスティックな改革を行ったJクラブは今年見あたらない。やむなくそう言った形となった千葉とは違い、あえてそこに。メモリアルイヤーに。
当然ここまでのことをしてきているわけだから、内容に関してはまだまだ完成途上。片鱗と未来に期待できる志向さえ見れれば基本的には満足とは言える。
しかし今週はシステム確認による内容の熟成もさることながら、完全非公開練習を始め、セットプレーの細かい部分の練習など対神戸戦へ向けた様々な工夫をチームに植え付けてきた様だ。勝ちを奪い取るためのミッドウィーク中の取り組みを評価するという意味でも、純粋に勝ち点3を期待し、勝ち点3をサポーターが強く求めていくことは問題無さそうだ。
狙いが残留だとすれば、取れるところで勝ち点3を取っておきたいというのは切実なところ。取れるところと言うと、例えば今年は北京五輪本番の関係で「大黒柱」梶山を始め平山・長友のスタメンを予想される3人がJの公式戦に出れない試合がある。出れる試合が貴重で、出れる試合ではしっかり勝ち点を拾いたいという観点で観るならば、この開幕戦も例外ではない。産みの苦しみ、我慢のシーズンと言ってしまえば負けて良いという訳ではない。そこに甘えて、決して勝ちへの要求をゆるめてはいけない。
とはいえ、神戸は一筋縄ではいかない相手でもある。昨年、昇格初年度で10位は立派な成績。しかもリーグ4位の得点数は特筆すべき部分だろう。今季はそのベースに適切なウェイトアップを施し、パワフルな熟成が期待できるオフシーズンとなった。キム・ナミルの加入で失点数がもっと減れば上位は夢ではない、好印象な堅実チームと言える。大久保の欠場はありがたいところだが、その攻撃力がそれだけで簡単に衰えるとは思えないし、絶好調レアンドロと松橋のツートップは十分脅威。気を引き締めて戦いたい。
さて東京。何よりケガもブルーノのみで、結果全選手が万全の状態で開幕を迎えられたことは非常に素晴らしいこと。予定通りの強化プログラム、テストを重ねれたことだろう。いろいろと組合せ、システムを試してきたが、開幕は4-3-2-1のツリーシステムで迎えそう。東京オフィシャル「こう戦う」ではあっと驚くボランチ配置を予想していたがさてどうなるか?塩田が改めて信じ直した、これからの東京サッカーを存分に発揮されることを期待したい。
まぁ開幕なので、プレビューと言っても概念的な所しか突っ込めないのでこんな感じでしょう。皆さん忘れ物の無いように。SOCIO束の一番上はあしたのチケじゃないですからね〜。
ちなみにスコア予想は3-2で東京勝利。エルゴラ曰く「浩ダービー」ということらしいが、『城福浩・二宮浩・土斐粼浩一』な東京コーチ陣VS『松田浩前田浩二』な神戸コーチ陣でウチのが『浩』がひとり多いから〜