だって雪だもん 日本-タイ

とにかく雪の中で現地応援された方々マジお疲れさまでした。横断幕もそこそこ出てた(?)みたいで、良かったです。対照的に、感想がwebでアップされる速さが尋常じゃない、注目度と反比例してどれだけに人が自宅でぬくぬく観戦していたことか(笑)かく言う自分もぬくぬく派の人間なのでTV観戦程度の感想です。
何も問題なし。この試合に対する要求には応えきったと思います。
雪が降っていた、ってのが全てでしょう。つまりはそんな時期なんですよ。2月6日ですよ今日は。FC東京は一次キャンプ終わったばかり。浦和とか鹿島はついさっき始動したばっか。岡田ジャパンの志向だとかスタイルだとか頂点だとか、っていうのは「見えるに越したことはないけれど」レベルで、しょうがないでしょう。その中で、指宿からテストマッチ2試合を経てこの試合。結果としては岡田監督らしい緻密な逆算で計算通りに仕上がってさすがだね、でいいじゃないですか。
そういう前提吹っ飛ばして試合を見たら、もちろんアラはある。前半終了時のエントリで書いた通りに、山瀬がダイヤモンドの頂点としての機能はどうなんだろうだとか、篤人にボールが廻るまでにもっと相手を崩しておきたいだとか、後半だとやはりワンボランチの怖さ、守備時の絶対枚数の少なさだとか、極端に鈴木啓太が目立たなくなった危惧だとか、意図は分かるけど巻を無理に出さなくても良い方法はあったんじゃないか(ただあのゴールと気合の入った表情は無条件に素晴らしいものだった)だとか、高原だとか。ただ、そういったのは第2戦3/26アウェーでのオマーン戦の時に本格的に言えばいいかと。
4点中3点がセットプレーだった事についても、岡田監督も試合後に反省すべき点としていたけど、例えば対アジア諸国に対しての『点の取りやすさ』がこのスコアに出ているのかも、とか考え始めた。単純に点の取り方を「セットプレー・プレースキック」と「流れの中から」の二択だけに絞った時に、アジア諸国でまだGK技術の成長が遅れている(今日のタイも素人目には1点目も壁の作り方がおかしかった様に見えた)事から「セットプレー」は極端に取りやすいけど、相手が日本対策としてドン引きも含めて守備が相当研究されている、守備のプライオリティーを相当高く設定しているせいで「流れの中から」は得点しづらくなっていると。単純な論理付けだけど、大まかにはそうなっているんじゃないかな?その図式を考えたら、狙いのセットプレーで勝ち点取る感じも岡田監督の計算通りなんでしょう(そういえばそんな計算をしていた様な監督も先々代ぐらいにいたなー)。もちろん日本の攻撃に稚拙な部分もあったけどさ。けどそれはあって当然。ちょい先の試合でもこうだったら猛烈に文句言いますよ。

とはいえ、内容に突っ込んだのは第2戦3/26で。今日はこれでオールオッケー。ってじゃあ、東アジア選手権では何を見れば良いんだ?難しい試合を設定したもんだよ。
最後に。播戸の11番の後ろ姿に一瞬ドキッとしちまったのは自分でもビックリ。エースとして発すべき風格をブラウン管越しからも感じられて(オレには本気でカズが透けて見えたよ)、今からでも遅くないから高原とガチでエース争いしてくれないかな?実際のオフの時の感じは、ど東京人な自分からすると、あのど関西人ぶりは鼻につきまくるんだけど(笑)